再生

monna88882012-01-07

もともとは11日だった修理が、シャワーも出ないと切々と訴えて7日に行けたら行くとのことで、朝からパジャマを脱ぎ捨ててスタンバイしていると、ピンポンが鳴りました。ガス屋さん、来てくれました。換気口が、アパート専属の大工さんのペンキ作業がうまくなかったのか、斜めになっていると苦労していた様子、設置し終わってみると押し回し式の点火ではなくひねるだけの電池式に変わっていました。「こういう、古いタイプなりに進化してるんですよ」とのこと・・・それは有り難いですわと言って、ガス屋さんにお茶を出したりしました。


甦る相米慎二

甦る相米慎二

甦る相米慎二、TPが図書館で借りたものを横取りして読みました。分厚い本の後半にある、プロデューサーや助監督、最後には本人のインタビューが見物です。知らなかったこと、まさかドブネズミだったなんて!前半の評論家による評論は、私は映画に限ってどうしても読めないのが不思議です。本に関してはどんな評論も興味が持てるのに、映画に関しての評論家による評論は、目がクラクラと回ってしまって、文字が入ってこないのです。志らくさんなんかだと、ちゃんと読めるのに。どういう脳みその仕組みだろう。この本は、休日をまるまる一日費やしてもなお余りあるものが凝縮されている本、魚影の群れ、東京上空いらっしゃいませ、翔んだカップル、何と言っても台風クラブ、セーラー服にお引っ越し、ションベンにあ春、風花に光る女に雪の断章、全部が血になっていたんだな。まさかドブネズミだったなんて。必読本でした。


新しい風呂釜で沸かすお湯は、工業用油の匂いがしました。昼下がり、風呂のフタにバスタオルをしいて手だけ出して本を読むことは、この世のものとは思えない幸せな時間です。


そして明日、ブックオフに本を8箱引き取りに来てもらいます。再生!