ふたりで60分

monna88882012-12-14

晩ご飯は焼きそばだけ、です。昨日の夜どうやら流星群が来るらしいとのことでTPと隣りの空き地へ行きました。すぐさまバッチリ星が流れて行きます。頭を上にひん曲げて2個目発見を10分も狙ってみたけれどもう流れなかった。今朝、その嬉しさを英会話の時間にY先生へジェスチャーで伝えていたところ、あら?首がおかしい。首を上に向けられない。一日中痛い痛いと過ごしました。


横見せずに帰る道、ふらふらと工事現場に入って行きそうになったり、道の真ん中へ出て行きそうになったりしている、白杖をついた目の見えないオバさまがいました。何かお手伝いすることないですかと声をかけると、サッと左腕を出すので腕を組みます。「工事が多いでしょ、だからそこは通らないでこっちに来たの」と言うのでどちらへ行かれるんですか?と尋ねると「曙橋へ」と言います。真反対ですよ、背中の方。でもずいぶん遠いですよと伝えて一緒に歩きます。あたしは感覚で道がわかる、この道には詳しいのよ、ここバス停でしょ?詳しいでしょ?あ、ローソンね、匂いでわかる。ここ、この点字ブロックで道を渡るの。え?道を渡ったら駅まで遠くなりますよと伝えても、自分が知っている道じゃないとわからないからと大通りを渡ります。どうしても坂道を上ろうとするので、あっちに駅は無いですよと何度も言うとやっとこさ、あなたが方向変えたからわかんなくなっちゃったんだわ、とプライド高く立ち止まってくれたものの、自分はこの道を知ってるとまた遠く遠く、駅から離れる方へ向かいます。とりあえず私の知っている入り口に行きましょうよとリーダーシップを示したところ、ようやく「わかった」と一緒について来てくれました。入り口も何番じゃなきゃダメとこだわりがあるよう。指定の入り口は大通りの向こう、交差点を渡りますか?それとも信号無視しますか?と尋ねると「渡れるならここを渡る」と言うので、二人で手を挙げて6車線の道路を早歩きで渡って駅へたどり着きました。「ここ、ここ!私はいつもここをこう歩いて、このブロックで曲がるの」と大喜び、ありがとう!颯爽と彼女は去って行きました。


自転車を取りに歩いて戻る一本道。セブンイレブンはドアが閉じてるけどローソンは開いていることが多いから匂いでわかる、あたしは途中で目が見えなくなった人と違って感覚がするどいのよ、ものごとを圧でとらえるの。人に道を尋ねるなんて絶対嫌!彼女の声が何度もリピートします。行きはふたりで60分、帰りはひとりで10分の距離でした。真っ暗な道。お勤め先の星博士によると、夜中だと真上で首が痛くなるから自分は夜明け前に見た、でも本当は今夜の2時が一番のピークですよ、とのことです。