私は朝ごはんを食べませんが、ＴＰは食べます。おむすびやら、サンドイッチやらを晩ご飯のときに作って、何かとっても良いものかのように捧げ持ってチラ見せしてから机に置いておくと、毎回ＴＰ喜ぶ。今日は、やったー！朝に起きる楽しみができたと言っていたっけ。残業２時間半でもなお終わらない使命を帯びた日だって氣分は喜び組、喜ばせることができると、勝負に勝ったかのように心でガッツポーズが出ます。
そんなＴＰが、お前がうれしがるかな？とお客さんから言われた言葉を、さりげなさを装って発表していました。「嵐の、マツジュンに似てますねって言われた…」頭の中でその言葉の意味を反芻した後、腹を抱えて大笑いしました。ま、マツジュン！？ＴＰとは一番遠いところにいるかのように思っていたけれど、そんなこと言ってもらって良かったねぇと、絞り出すように答えて、それでもまだ涙が出るほど笑ってしまう後で、何てあたしは失礼なヤツなんだろうと、反省しようとしても思い返すとさらに、何度でも笑ってしまいます。どこが似ていたと感じてくれたのかな、いい人だな、今度お菓子でも持って行ってもらおうか、でもそこまでの思い入れはないかも、とマツジュン旋風は吹き荒れて。いい話しを教えてくれてありがとう、と涙をぬぐいながらＴＰにお礼を言いました。失礼極まりないあたしは、ところどころ宮本信子に似ています。
