仕事終わり、バスに乗ってみました。六本木経由とのこと、見慣れたはずの道路が輝いて見えます。バスに乗ると時間が止まったかのよう、頭が空っぽになります。お勤め先の裏工作や結託や派閥のあれこれが遠い遠いところへ去って行きます。ふっと氣がつくとふらふらと夜の青山墓地に入りそうになっていたので、危ない危ないとまたてくてく歩いて戻ります。
今日は、小さな飲み会がある日でした。小さいはずが少し大きくなって半分以上がもう別の会社に移った人なのに、顔を見た瞬間に思わず手を振ってしまいます。顔の記憶って身体に染み渡っているわ、毎日顔を合わせていた人が店に入って来る瞬間と去る瞬間の顔が記憶に焼き付きます。辞めた人に尋ねると、辞める前が今思えば楽しかったと言うので、えーっ！となります。どうだろう、本当だろうか、でも本当だろう、それぞれの抱えていることに幸あれと祈ります。
会う前にはもっと聞きたいことや話したいことや、話し出したら止まらないだろうことが駆け巡っていたけれど、会ってみると毎日会っているかのよう。Ｄ君とも低い位置でハイタッチ。ずぶんを取り戻すことができた時間なのがずぶんでも不思議でたまりません。家に戻るとちょうど夜中でした。今日は金曜日です！
