定休日。お勤め先の引っ越し先へ、朝のラッシュの練習に行ってみました。ドキドキ。乗り換えの駅で戸惑います。逆流するシャケ。少し前のお昼休みにも行ってみた場所が、朝は違う顔をしています。小倉さんを少し観て出発したのに、駅中の立ち食いソバ350円を食べても間に合うことがわかった!すぐ近くの葺城稲荷神社をお参り。砲弾を見て何じゃこりゃ。そして駅の上にはスタバとツタヤ本屋さんが!感謝を込めて文庫を買います。これで、生きて行けるかも知れない。神社と本屋があるだなんて、私は何て幸せ者なんだろうと空を見上げます。この街で働くことができる喜びに深呼吸。ヤッター!
そこから歩いて道路を渡ると、スポーツ新聞のあるオヤジ喫茶店まで。早速入ります。近所の人たちが新聞片手に朝のコーヒーを飲んでいる光景で胸がキュンキュン。こんなにドキドキせずにただゆったりした氣分は久しぶりです。そしてまた歩くとどーんと東京タワーが道の間から見える。通りすがりのお寺に入って梅の木を眺めて、ネジ専門店を覗いて、薬局で前髪パッチンを買って、ウキウキしながら今度は違うルートで家に戻ります。中目黒経由、悪くないじゃん!今通っている巨大なビルはもうじき取り壊しだそう。次々に会社が抜けて行って、お店も閉店して行って、ガランとして来ました。抜け殻のビル。心が踊るような景色が少なく苦しい場所だったけれど、これからは思い出のパラフィン紙になって重なって行くだけです。やっぱり、ポノポノ水をがぶ飲みしたのが良かったのかなあ〜などとこの幸運を抱きしめるように帰りました。
- 作者: 林真理子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/03/07
- メディア: 文庫
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