お猿とお魚

monna88882015-04-25

朝、もうそろそろ起きたら?とTPから起こされました。もう9時前。どれだけ眠れるんだろう?今日は高崎山うみたまごへ行く日、車に乗り込むと、どういうわけかTPに、車についてのレクチャーをし始めました。これがサイドブレーキ解除や。フットブレーキ。ウィンカー、これがライトやけど通常はオートやな。私もお母さんも、こりゃ長くなりそうだとお喋りなど始めます。まずは車で30分ほどのTP家のお墓へ。骨壺を納めるところにお父さんが人工芝を敷いているのは知っていたけれど、今では写真立てや造花で飾り付けられていました。これできっとみんな、あの世でもさみしくないだろうとの配慮でしょうか。



高崎山のお猿たちの可愛いこと!プリプリ肥ったのやら、産まれたての小さいのやら、威張ったボス猿やら女たちのくつろぎやら。どれだけ見ていても飽きません。係員の女性たちのマイクパフォーマンスも上手、餌やりのときにそれぞれ股を開いて立っていると、足の間をお猿たちが通るというので、見知らぬ人同士で足を開いてじっと待ちます。本当に、どんどんお猿が足の間を通って行くのでお隣りの人同士で喜び合います。



続けてうみたまご水族館。偶然!TPのいとこの人にバッタリ出会って立ち話し。お母さんが、こちらが門ちゃんと紹介してくれます。いとこの人はTPパパが一緒にいるのを見てたいそう驚いていました。滅多に外に出ないというTPパパ、おじさんも一緒なん?珍しいやん!そう肩を叩かれて嬉しそうにフンと鼻で笑っています。うみたまごの出し物は盛りだくさん、イルカは飛び跳ね、トドは高速フリスビーを口でキャッチし、最後はセイウチがコントを演じています。セイウチに触れるという列にも並んでそっと触ると、身体は牛のよう、尾びれは濡れた唇のよう。いっぺんでセイウチのファンになりました。今日もTPと自転車で近所の温泉クリスタルへ。女湯のお喋りに耳を傾けていると、すっかり大分に住んでいるかのような氣持ち。自転車で帰る道、どっしりと沈む夕日を見て。もしこの街で暮らすことがあるなら、どの辺りに住もうかなどと、頭の中で地図を広げてみたり。

晩ご飯はTPのリクエストのすき焼き、今日もたっぷりみんなでお喋りして、お父さんがあんなに歩くとは思わんやったと持ち上げたり、ギャグがわかりづらいと笑ったり。短い帰省は今日が最後の夜、少しだけ浮かれて淋しくて、かえってたくさん笑ったりしています。ひとつずつ、TP家の家族の思い出に私も加わって行きます。