ＲＣと地下鉄の乗り換え駅で待ち合わせて、六本木の国立新美術館へ行きます。草間彌生展。まだ冬の岡本太郎美術館以来なので、お互いによく生き延びた、また会えたねなどと冗談を言いながら笑います。ニッコリ。
まず、超人氣の展示なのでチケット購入で並びます。それでも彌生の展示を見られるなら並んだって全然構わない。３０分なんてお喋りしていたらあっと言う間です。
ようやくチケットを買って、館内に一歩足を踏み入れた瞬間の、富士山の絵に、涙がじわーっとにじみます。ヤバい、涙腺が、自律神経が。ウルウルしながら次の大広間にまた足を進めると、わ〜！
絵がいっぱい！
凝視
凝視＆お喋り
凝視＆感激
それにつけても、さすがの量、さすがの色、この世の中のあらゆる色とパターンを、ストーンと理解できるように、絵にしてくれている、全力の優しさで、凝視＆感激。
一枚一枚をたっぷり凝視した後で、そして振り返って見るとまた絵が変化して見えることに驚愕しながら、次の間に進むと、うんざりするほどの独特さ、うんざりするほどの上手さで過去の作品群が、しっとりとそこに並んでいます。やっぱりその量、その色、その質感。たまりません。たまりません、本当にたまりません。観に来ている人たちの笑顔、笑顔、そしてグッズコーナーのレジに並ぶ列、列、長蛇の列。
彌生すごい、彌生完璧。圧倒されたまま、世知辛い都会の片隅で身を寄せ合うように細々と暮らしているあたしたち、その都会暮らしならではのお楽しみ、ウエストでランチです。モッツァレラチーズとトマトのオムレツ（私）、ホットケーキ（ＲＣ）。コーヒーを何度もおかわりしながら、お互いの近況をお喋り、お喋り。ＲＣ弟Ｍちゃんがベースを弾いているバンドのＣＤを買います。
乃木坂駅から新宿駅まで歩きます。今日も歩けて嬉しい。お喋り、お喋り、そして大笑いして京王デパートメントストアの地下で回転焼きを買って解散。
安くてまあまあ美味しくて、朝ごはんにもなるほどの量感。ＲＣと駅で別れて、家に帰ってＴＰに、楽しかった〜と報告をして回転焼きを見せると、大喜びですぐに食べていました。キラキラの一日は、私を定位置に戻してくれました。
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