練馬遠足

土曜日。TPは休日出勤です。いい奥さんは駅までお見送りに行って、高架下から走り出す電車に手まで振ってみます(これそんなに嬉しいかしら?と疑問に思いつつ習慣として)。さ、これからはお楽しみの自由時間。RCと電車の先頭車両で待ち合わせて練馬区へ出かけました。

好きな家があったので写真に撮ります。

練馬区立美術館。美術館前の公園には張りぼての動物がいっぱい。ライオンには、乗れました(尻尾のところに足をかけるのがコツ)。


象には、乗れません。大きい脚立が必要です。

それにしても区立美術館だって、やっぱり東京はすごかー、そんなことを言いながら、RCが知人にもらったチケットをくれて、これまで全く、全く、全く興味の無かった画家、藤島武二さんという方の絵を見た瞬間、これほどまでに淡い、薄いのに立ち上がるような匂い立つような筆致だったとは!感激しながら、1階、2階の展示を堪能します。来て良かった、好きな絵だった、ありがとうとRCにお礼を言います。

それから、入り口の売店で見た図録、横井弘三さんという画家の、絵の面白さにふたりで悶絶します。こんな方がいたんだ〜!観に来たかった!悔しくて歯ぎしりする思い。自画像がたまらん!


駅前の和食レストランで日替わり定食。カボチャのそぼろ煮がメインのおかず、このところくたびれていたので嬉しいメニューです。お喋り、お喋り、お喋り。

外に出て、人氣がありそうなパン屋(RCはパンが好き)でそれぞれパンを買って、雨が振りそうだったので帰りましょうと電車に乗ってお喋り、お喋り。新宿駅でまたブレスレット用のパーツを買い足して・・・

改札で手を振って別れて、今日は思いがけず好きだった絵にも出会えたし、ゆっくりできていい一日だった、楽しかった〜とうっとりしながら帰ります。

家に帰ってRCが、河童みたいに禿げる夢を見たと言っていたことを思い出して、きっと私が美容師さんに抜け毛を指摘されたことを心配してそんな夢見てくれたんだ、何てRCは優しいんだろう、そう氣づいて軽く泣きそうになりました。しあわせ。河童になったなら河童になったでいいじゃないか、きっといつも通り接してくれるんだ、RCは。