優雅な美・食散歩

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RCと、駅のホームで待ち合わせて、木場へ行きました。錦糸町で降りて、RCがちょっと行ってみたかったという神社へお参りして、改装したての美術館まで。その道中に、面白そうなレストランがあると教えてくれて、ぜひ行こう!となったのです。ここ数年RCとあちこちに行くうちに、彼女のルート作りの余裕があるのに豊かな行程、きっとお互いのつきあいかたに余裕や余白が生まれてきて、別に何をするでもない時も、何だか楽しい。

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仲良し。何を抱えとうとかいな?うさぎやん!

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RCが見つけてくれた中華料理屋さんで働く若いシェフたちを応援する取り組みの、ランチ。常連さんでいっぱい、なおかつお店の方々の接客のさり氣なさと完璧さ。

 

若手シェフが練ったコースをわずか1000円でいただけるお店で、二巡目で入場できるとわかったので、少し散歩します。もともとの目的の美術館で、グッズ売り場などを回って、私は京都のアクセサリー作家というひとのピアスを買ってみます。

 

お喋りしているだけで、あっと言う間にランチの時間。

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前菜・・・湯葉でまとめた3品。親指の先ほどの大きさなのに、ひとつずつ、酸味や甘みや旨味や、その奥の方の、ただおいしくてしあわせなところまで見事に、ひとつずつ味が異なるので、思わず目を閉じます。たったひとくちで、こんなに。

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お店の方に、写真撮ってもいいですか?と尋ねると、どんどん撮ってください、厨房も覗き込んでガンガン撮ってくださいと言ってくれるので笑います。本当に若手シェフを育てたいという強い思いなのでしょうか。

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入店を待っていたときに、きっとご近所の常連さんが自転車で帰りがてら、お店の方に「いやーおいしかったよ、崎陽軒っていうから期待してなかったんだよ、でも今までで一番だったかも」と声をかけて帰ってたっけ。崎陽軒といえばシウマイ弁当。その崎陽軒の中華料理屋さんが横浜にあって、本日のシェフはその崎陽軒から参加しているそう。スープ・・・永遠に飲めそう。

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豚と野菜の炒めもの。野菜が美しく細くカットされていて、全ての素材が水っぽくならずにしっかりと存在感があって、全員がニコニコ笑っているかのように調理されています。

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カラメルのような香ばしさの、紹興酒のプリン・・・あまりにも美味しいものだから、お店のひとに美味しかったと伝えます。若手シェフも、崎陽軒に来ていただいたらいつでも作ります!などと言わせてしまいます。私もRCも自分たちがデヴィ夫人になったかのようで照れます。

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あー、美味しかった!いけないいけない、目的は木場の美術館。

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この飾り方のお陰で、ひとつひとつの絵がかえって主張が強くなって個性が浮き立っている!

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わたしゃこの絵が好きだね。

 

喋って喋って、じっくり東京都現代美術館のリニューアル記念の展示を見ているうちに、氣がつけばいい時間になっていました。あわてて帰ります。地下鉄の乗り換えの駅で別れて、またどこかに行こうね!とスキップで(嘘)帰りました。