待ちに待った黄金週間の始まり。考えるだけでヨダレが出そう。お昼、ＴＰと歩いて１０分ほどの回転寿司屋さんへ行きました。ここはおいしいお店。美味し過ぎてガッツポーズが出ます。それからたっぷりと大久保通りを散歩して、この頃、ホームレスのおじさんたちが激減していることについて、私なりの見解を述べたりして家に帰ります。ゴミ袋が切れたので自転車を飛ばして近所のマツキヨへ行ってみると、私の好きな持ち手がついて結べるタイプのものがありません。お風呂用洗剤だけ買って、そのまま近くのサンクスへ寄ってみました。パッと自転車を停めてそのままゴミ袋の棚を覗くとここにもお目当てのものは無い。その間、ものの数十秒。すぐに店を出て自転車に乗ろうとすると……
あたしの自転車が忽然と姿を消していました…
盗まれた！アワアワと泡を吹くように、交差点から四つ角全部を見渡して自分の自転車を探します。見えない。あわててマクモニーグルになったつもりで、犯人は大きい道路を北へ向かっただろうと判断して、北へ向かって走ってみます。走って走って、走っているうちに、ふと、目的が何だったのかもうわからなくなってきたので家に戻ることにしました。
玄関のドアを開けてＴＰに「自転車盗まれた！」と言ってまた飛び出して反対方向に走ります。走って走って、走っているうちに、ふと、あたしは何故走っているんだろう？とぼとぼと家に帰るとＴＰが心配して私を探しに出てくれていました。サンクスの前でＴＰと再会。「急におらんくなったら心配するよ」と言うので事の顛末を話すと、まずは警察に行こうと、交番で相談。防犯登録No.と印鑑を持って被害届を出すようにアドバイスを受ける。ＴＰがＪＲの駅で乗り捨てたかも知れんけん、駅まで歩いて探しに行こうと言うので、血マナコになって自転車を探しながら歩きます。無い。私のあまりの落胆ぶり、廃人ぶりを見兼ねたのかＴＰは新宿の方まで歩いて探しに行ってくれたっけ。せめてものお返しに、大分のお母さんが教えてくれた柚子ごしょうで下味をつけた鶏天を作ります。
犯人はきっと今頃、あたしの自転車で北へ北へと疾走しているんだろうか。ＴＰは今頃どこを探してくれているんだろう。ひとり、布団をかぶって丸くなって、やっぱりあたしがおばさんだから自転車盗まれたんだ！そう嘆いて嘆いて、のたうちまわって。これまでだって近所の買い物では鍵をかけたことが無かったんだ、それなのに盗まれたってことは…うわーん！
