揺れる誕生会

monna88882016-04-16

朝起きると、昨日の夜中にまた九州で大地震があったと知り、ニュースを観続けます。あっちもこっちも、通ったことのある道ばかり、見たことのある景色ばかり。どうか今夜の雨風よ、控えめに通り過ぎてください、どうか学生たちよ、生きて出て来てください。

何だかソワソワして落ち着かないので、買っておいたコルクでガスコンロを底上げしました。ガスコンロの下を掃除するときに、いつもガスコンロを持ち上げるのが億劫でうんざりしていたのです。6センチ角のコルクは、肘までギリギリ入る高さでちょうど良さそう。先日、5センチ角で底上げしたら、肘下の半分までしか腕が入らず、失敗したことを激しく後悔していたので買い直したものです。コルクならぐらぐらせずに安定しているし、高さもかえってようど良くなったので嬉しい。

仕事から帰ったTPが、今日はTP弟のSちゃんの誕生日と言うので、電話で夕食に誘ってからバタバタと買い出しへ。

焼肉パーティーにします。大分への電話ではお父さんが「人生最大の地震」だったと教えてくれました。お母さんも、余震がずーっと続いて氣分が悪くなりそうとのこと。最初の地震のあった日、日中はお母さんのお姉さんのご主人が亡くなって実家に戻っていたそうですが、その晩から地震になって、こういう時って重なるものだなと勉強になります。福岡へ電話すると、鉄道関係の仕事をしている父は、やっと洪水でダメになった線路をやり直したと思ったらまた線路が土砂で流されて。メチャクチャやん、そう言っていました。そんな日にこちらではTP家の東京支店で集まってSちゃんの誕生会だなんて、不思議なものです。東北の震災の日も、偶然3人で集まっていたっけ。焼肉パーティーをSちゃんはとても喜んでくれて、帰りついでに歌舞伎町まで散歩して、ゴールデン街の入り口で一杯飲んで、歩いて帰りました。ゴールデン街はまるでお祭りのような賑わい。大地が揺れた分、かえって遠くで生きている人たちは活性化しているよう。九州では不安を抱えて毛布にくるまっている人たちが大勢いるだろうに。独身のSちゃんの誕生日、いつまでこうしてTP家東京支店でお祝いするんだろうね。でも、こういうことが幸せってことなのかも知れないね。