ソニックでGO

monna88882016-06-27

熟睡して寝坊して、今日は福岡へ移動する日です。TPが朝の11時半に出発すると言うと、早いとのこと。どうやらお留守番するお父さんのお昼のお弁当が販売されるのが朝の11だそう。そのお弁当をいつもお母さんが自転車で買いに行く流れとのこと。朝ごはんをいただいて、東京へ送る荷物を段ボール箱に詰めます。3日間食べたTPママ手づくりのヨーグルトケーキも今日で食べ納めです。

朝、下の階に降りてTPパパとお喋りをします。「門ちゃん、タバコ持って行くか」TPパパがタバコをくれました。私が好きで吸っているものをいくつも。「こんな親はおらんで、嫁にタバコをやる親なんか」本当にそうです、ありがとうございますといただきます。TPが散歩へ出ようと言うので草履履きで近所の雑貨屋へ。今年もまた可愛い雑貨がたくさん。後からTPママも来てくれました。たっぷり目の保養をして何も買わずに店を出ます。TPママお薦めのヒロセへ。テント市が開催されていて、59円の激安商品が並んでいます。わたしはふわふわホコリキャッチャーを買ってもらいました。イオンへお弁当を買いに行くお母さんと分かれて、TP家に戻ります。

またTPパパとお喋りをしていると、雨が降ってきました。お母さん、大丈夫かなぁ。3人で窓の外を覗きます。でもTPパパは「カッパを持っちょるから大丈夫」と言います。やがて、カッパを着たお母さんがびしょびしょで帰ってきました。

TPパパが時には一日2回食べることもあると言うお弁当は、チャーハン弁当でした。

いよいよ出発。外は雨。本当に楽しかった、あちこち連れて行ってもらって嬉しかった、また来年、帰ってきます。今度こそ早起きできるように。TPママが駅まで送ってくれました。駅ビルで3人でお昼ごはんを食べて、TPママは下関のおばあちゃんたちにお土産を買ってくれました。福岡の実家にもと言ってくれたけれど、福岡では食べる時間も無いだろうから強引に断ります。ソニック号に乗り込んで、ホームまできて見送ってくれるTPママに手を振って電車のドアは閉まります。TPをチラッと見ると目が真っ赤っか。こちらまでジーンとします。お世話になりましたー!


ソニック号は雨の中を福岡に向かって駆け抜けて行きます。初めて乗ったけれど、2人でも使える2回券なら安くなるし、座席指定も無料でゆったり。九州の景色を堪能しながら途中の門司で、席をひっくり返すように乗客の人たちが教えてくれました。どうやら進行方向が変わるらしい。

あぁ。いよいよ福岡へ。TPも大学は福岡だったのでたまにはゆっくり思い出の街を散歩してみたいようですが、私の両親がスケジュールをギュウギュウに詰め込んでいるのでそんな時間も望めないでしょう。ふと、香椎駅で降りてみたらTPの大学の近くだし、少しはその雰囲氣も味わえるんじゃないかと提案してみたところ、TPは大喜び、電車を途中下車します。大雨の中、TPは香椎駅前がすっかり変わってしまって何も思い出せないとキョロキョロ。私も3歳まで住んでいた街なので、キョロキョロ。大雨の中、3号線まで歩きます。TPが「ダイエー!」と指をさしたところは私も3歳まで何度も母と行った元アピロスでした。今は電氣屋さんです。浜勝!などと盛り上がりながら、大濠公園行きのバスが来たので乗ってみます。うわー、博多区、うわー、中洲。中洲で降りてタリーズでひと息つきます。「これから、福岡の門ちゃんちに行ったら、予定がいっぱいで拉致されるも同然やけん一服させて」とのこと。その氣持ち、よくわかる。あたしだって福岡の家はくつろげないから。

中洲の駅から実家に電話をして、地下鉄に乗って室見駅に迎えに来てもらいます。駅を出ると、傘をさして父が待っていてくれました。車に乗り込むと、母はこれから連れて行ってくれると言う居酒屋について喋りはじめます。「SのともだちのM君がおすすめって教えてくれて言ったら、本当に何を食べても美味しいの!魚もいいし、焼鳥もいいし」私も大分で国東半島に連れて行ってもらったことや、お父さんとお喋りしたことをあれこれお喋りします。TPもお喋りに加わって福岡の両親の笑いを取っています。


たかのすけ。車を降りてテーブルに着くといきなり父が「お前の髪型は何や?ガン患者か?かつらみたいやないか」と言うので大笑いでごまかします。おかしいなぁ、可愛くなったはずだったのに。それはさておき、いけすから引き上げたばかりのイカ刺し。うまい!!アジのたたき、かんぱちのお刺身、モチ焼き串、焼鳥・・・TPはどうにでもなれ!みたいなテンションで焼酎を何杯もお替わりしています。それを見て父も大喜び。大分のことや普段の暮らしのことをお喋りしてみんなで大笑い。父が何度も、うまかろうが、うまかろうがと言うので、何度もおいしい!ありがとう!と言います。酒屋でビールをたっぷり買ってもらって帰宅。おつかれさま。少しだけテレビを見て、お喋りをして、TPはぐったりしてすぐに眠ってしまいます。父も母もすぐに2階に上がって行きます。


私はなかなか寝付けずに、使い慣れた実家のシャワーを浴びて髪を乾かして、見慣れた窓の外の夜空を見上げて、母が植木に飾っているふち子さんたちを眺めて、床の間の壷や掛け軸や、骨董品やら木彫りの仏像なんかを見て、缶ビールをもう1本空けて、帰ってきたんだなぁとしんみりしました。やっぱり九州は空氣がおいしい。明日は朝から下関へGOです。