TPが今年最後の休日だからと、レンタカーを借りてドライブへ連れ出してくれました。と言うよりこのところずっと、TPの年内休日があと3回、あと2回と、カウントダウンするように連れ回されている氣がする。今日も、これまで一度たりとも行きたいと思ったことがない世界遺産、富岡製糸場へ行くそう。「星野源のCD、持って行ったら?楽しいと思うよ」との言葉で渋々出かけます。群馬だって。
いーとなみの♪ 君の声をきかせーて♪ 全力で歌いまくって到着した世界遺産は、ひと目見た瞬間に「好きだ!」と思う場所でした。そこから資料館で映像をじっくり見たり、工場の柱をなでたりしながら、来たくないと思って本当にごめんなさい、街の人たちがこの建物を保存してくれたことに心から感謝をします。群馬、最高!
空も広いし、建物から当時ここで働いていた女性たちの、真面目に、一緒懸命働いていた姿、声、息づかいまで聞こえてきそうです。
この街、好き。人が少ないところもすてき。眠ったような平日の観光地で、名物料理を食べます。ここは私のおごり。TPに今日のお礼をお詫びです。行きたくないとか言ってごめんなさい。
巨大な観音様へ。今日は冬至の日、大掃除だそう。残念ながらご胎内には入れませんでした。ドライブをすると色んな話しが出ます。聞いたことが無かった話しも、何度も話したけどもう一度話したい話しもします。普段から〜メイクしない君が♪ 二時間だけのバカンス♪ 車に乗ってからずっと歌いに歌ってもいるけれど、隣りでずーっと人が歌っていてうるさい?と尋ねてみると、大丈夫、楽しそうで嬉しいとのこと。ホッ。実際は運転しているから聞いちゃいないんだろうけど。安心してまた全力で歌います。行こうぜ行こうぜ全開の胸で〜♪
お次は榛名湖の近くの榛名神社、というところへ。もう暗くなり始めたから帰りたいと思っていたけれど、ここは一歩足を踏み入れた瞬間に、別世界の、完璧な神社がそこにありました。
川沿いの参道も、岩と一体化した境内も、キーンと冷えた空氣も、何もかもが完璧としてここにある。
榛名湖を通り過ぎて、伊香保温泉にちゃぽんと浸かって、真っ暗で心細くなったので帰路につきます。
くたくたになったけど楽しい一日だった。感謝、感謝。レンタカー屋さんで車を返していつもの古いアパートへ戻ると・・・何と!
何と!警察の規制テープが!うちの前の道に!何だ何だ、何が起こったんだ!と黄色いテープをくぐって警備をしている若いおまわりさんに「何があったんですかっ!」と尋ねるとまさかの殺◯事件でした。お向かいのマンションで。誰かから指定されて暴れがちで力にものをいわせがちな団体の人たちだ、きっと。いつもアニキのオンナが買ってきて世話しなかったようなボロッちいワンちゃんを、恥ずかしそうに散歩させられていた、いつまでも下っ端のあの人が関わってないといいけど。がんばり屋さんのお兄さんを秘かに応援していたのです。ドライブ旅行の余韻はどこへやら、一氣に疲れはふっ飛んで、ネットで検索しまくります。驚いたことに昨日は、すぐ近くのマンションにまさかの銃の弾が打ち込まれていたらしい。ひい〜!ものものしいったらありゃしない。これはすぐに、福岡と大分に電話せねば。その前にまずは情報収集だ。お向かいのマンションの団体の系統が判った。でも殺めるだなんて。私なりに仲間内で殺めたりしないように祈っていたのに。大声とかグーパンチ、怒号、叫び声が聞こえるたびに、買い物帰り、その団体の人たちとすれ違うたびに、どうかあやめたりしないでと祈っていたのです。本氣で。
寝る前に窓を開けて覗いてみると、若いおまわりさんは花壇に腰掛けてぼーっとしていました。おまわりさんも大変。がんばれ。届かない祈りでも祈らずにいられません。