誉められミトン

朝、TPと散歩がてら同伴出勤を済ませて、いつものアパートに戻る道、交差点で信号待ちをしていると、いきなり老女ふたりから声をかけられました。妹老女「あなたのてぶくろ、可愛いわね、ほら見て」姉老女「まあ、本当に。あなたが作ったの?」

はっ!数ヶ月前に「と◯ダネ!」で、ご近所トラブルとして紹介されていた、あの老女姉妹だ!手づくりじゃなくて、買ったものです、ありがとうございます、お礼を言って信号が青になったので、早歩きで横断歩道を渡ります。放し飼いの猫にエサをやるものだから、ご近所は糞尿被害で困り果て、あえてペットボトルを異様なほどに並べて静かな抗議をしている町内の有名老女姉妹。周りの人たちがエサをやらないでと何度訴えても、聞く耳を持たないとテレビで言っていました。ご本人たちは「トラブルなんてとんでもない、みなさん、猫ちゃん可愛いですね〜、抱かせて〜、なんて喜んでくれるんですよ」とどこ吹く風だったっけ。突然声をかけられて、ヤバい、あまりお近づきにならないようにしないと、あたしは結構踏み込んでしまうかも知れないという恐れ。そして、TPが仕事から帰ったらすぐに報告しようという思い。そして、やっぱりこの手袋は誉めてもらえる可愛い手袋なんだという喜び。


今日は自宅作業の日だったけれど、思いがけずはまって、残業を2時間半して、近所の居酒屋で晩ごはんです。

水産系の居酒屋は、少ししか注文していないのに、なかなかの金額になってビックリ。それでも一度行きたかったので良かったねと言い合います。TPにとっておきの話しがあると、猫屋敷のお婆さん姉妹から声をかけられたことを言うと、とても驚いて嬉しそうにして、ふたりで大笑いしました。今度会ったら、その乳母車の中にギュウギュウに詰めているもの、一体何ですか?と尋ねてみようか知ら?老女姉妹が長生きしてくれたらうれしいな、そう思いました。