網戸の張り替え

自称いい奥さんは、夫を駅まで見送って買い物して帰ります。朝だと言うのに電話が、出てみるとアパートの大工さんです。そうだった!大家さんに、網戸が破れまくって夏なんか蚊が入りまくっていると言ったんだった!バッタバタで片付けをして、大工さんの自転車が停まる音。続けて下の階のおばあさんと立ち話の声。「トイレ詰まっちゃって」「何ー、ポッコン無いの?」「無いのよ」「それなら持ってきてやるよ」ピンポーン、玄関を開けると「ちょっと別の用事できたから30分後に来るわ」すると下の階のGさんの声「パコパコ、あるよ」「ある?」「自分でやれるか?」

ということで、大工さんは我が家の網戸を外して、荷台付き自転車に乗せて、作業場に戻って行きました。

髪振り乱してお仕事をしていると、大工さんは張替えの終わった網戸を持ってきてくれました。ピカピカ。帰ろうとして、台所にもお風呂にも網戸があるのを見つけると、こっちも替えてやるよとのこと、どうせ大家さんが払うんだからとニヤリ、良かった、台所の網戸は油で黒くなっていたから、新品になったらものすごく嬉しい。これからはなるべくこまめに掃除します。

ピカピカになった網戸をサカナに、仕事終わりの缶ビール。プシュッ、グビッ、プシュッ、グビグビッ。

自称最高の奥さんは、晩ごはんある?と電話をかけてきた仕事終わりのTPを迎えになど行って何てあたしはいい奥さんなんだろうとうっとり。ハッピーエンドの選び方。大量に作ったマカロニサラダ、サバの塩焼きの晩ごはんを済ませて、DVDで観ます。有馬稲子が徹ちゃんの部屋でこの映画について喋っていらしたから。何だか変わった映画だな。あたしは、春に着る服がない。ずっと探しているけれど、氣に入ったのが見つからない。明日から何を着ようか。