お中元のおすそ分け!カルピスいっぱい!わーい!
子どもの頃は、もしサラリーマンの家に嫁いだら、お中元とかお歳暮とか送るんだろうな、そんなことを考えたりしただろうか?母の買い出しに何度も付き合っていましたが、お中元お歳暮に無縁の今、おすそ分けを横取りするだけの暮らし。
夜、そんな母から電話、母方の祖母の具合が悪いこと、父の小言がしつこくてうんざりしていること、その他あらゆることに対する恨み、いじけ、愚痴いっぱい、おばけのような暗い声で。心底うんざりして、こちらもおばけのような暗い声で、返事したりしなかったりしていると、母は突然キレたのか、もうばあちゃんが具合悪いとか、いちいち電話せん方がいい?などと言っています。そこじゃない!それ以外のとこ!ばあちゃんのことはいいの!そう言い返す氣力もなく、ただ嫌な氣持ちになっただけで電話を切ります。
- 作者: 多田牧子
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2017/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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弟もまた遊びに来ると言うし、夏季休暇の日程もそわそわするし、仕事でも色々あるし、母のことを受け止める余裕は今、ありません。いじけた母から受けるダメージは、もしかすると一番痛い傷、治りが悪いものなのかも知れません。