昼寝の庭

いい奥さんはTPを駅で見送った後で、しめしめ、今日はひとりの休日だ、どう過ごそう!とワクワクします。午前中、来週末の福岡便を予約しました。ばあちゃんのお見舞いに帰ります。母にメールをして。後で電話しますと書き添えることを忘れずに。すぐかかって来るから!メールの意味ないから!

何だか色んなことがいっぱいいっぱいで、午後から雨だと言うのに、どうしても私の庭、あ、違った、新宿御苑に行きたくなって、早歩きで向かいます。今日はキノコを発見。晩ごはんのサラダにどうかしら?などと妄想しながら、園内の売店で買ったレジャーシート(310円)を木陰の芝生に広げて、ゴロンと横になります。読みかけの文庫の最後の方を読もうと思っていたところ・・・いつの間にかグウグウ眠っていました。


起きたら3時間も過ぎていました。

台所のラジオ (ハルキ文庫)

台所のラジオ (ハルキ文庫)

あわてて、文庫の最後だけ読んでしまいます。台所のラジオ。それだけでワクワクするタイトル。吉田篤弘という人の本を読んだのは、数冊だけだけれどいつも最初の方がワクワクがすごくて、最後の方はそのファンタジーに入れてもらえずに淋しくなります。最初の方だけでもまた読み返したい。

あ〜、よく寝た。また、昼寝だけでも来たっていいんだ。芝生の上の昼寝は、極楽浄土に来ちゃったのかと思うほど、最高です。一年間は、あたしの庭。あたしの御苑。


帰りが遅くなったので、晩ごはんはざるそばの豪華版です。窓の外では雷が轟いています。母から留守電&電話。母、帰省の連絡に大喜び。川棚温泉、予約しとく!などとはしゃいでいます。父に電話を変わって3泊4日の全ての食事を決められてしまいます。初日はあそこ、下関ではあそこやな、などと。ビールの銘柄まで言わされて、何で下関に2泊したいと?などと聞かれて、もう、ばあちゃんと会えるのは今回が最後やけん、そう答えます。ずいぶん、反応が無くなっているそう。最後やけん、ちゃんと会いたいし、お礼をちゃんと伝えたい。考えてみると、去年は父方の祖母が亡くなって、今年は母方の祖母が、もう喋らなくなっています。夏の終わりです。


庭訪問回数。門:10分の3、T:10分の2