朝起きるとＴＰが「まるいちに、とんかつ食べに行く？」と言います。「行く！」と答えます。その前にネトフリで映画を１本観ると言うので付き合っていたものの、早起きしすぎて眠たくなったので眠っちゃいました。
時間よと起こされて、慌てて準備しているとリュックの、まさかの隙間から普通にデジカメが出てきて再会。「ね！言ったろ？おまじないしたけん絶対に大丈夫って。すごくない？あのおまじない。絶対に失くしものが出てくると」ＴＰに勝ちほこったように言うと「門、前向きやね」との不思議な回答。
駅に着いて「財布忘れた」と言って、ＴＰから千円札を借ります。電車に乗って、ナンプレして。
大森駅へ。
まるいち！一緒に並んでいるおじさんが、行列の折れて並ぶ方法を目線とジェスチャーで教えてくれたのでお礼を言います。まるいち、じゃなくて「丸一」が正式名称だったのか！不思議な現象。これまでコロナで電車も街中も、ひとの声が静かだったのかも知れません。今日は電車でも、丸一行列でも大きめの声でずーっと話し続けるひとたちに対して、イラッとする氣持ちが！心狭っ！自分だって好き勝手に喋っているのに！自己中心的！なむあみだぶつ。
私がもう「丸一のとんかつ以外、食べんでいいよ」とか言うものだから、
本当に丸一へ来ちゃった。ヒレ！よく考えると１８００円もする高級とんかつだから、そりゃー美味しいだろうと思うものの、同じ高級とんかつでも、大森の丸一は、ちょっと違うのです。大満足。大、大、大、大満足！
ＴＰが豊洲へ行きたいと言うので豊洲駅まで。豊洲市場は豊洲駅から２駅も向こうにああるらしい。ＴＰが駅前のビルの映画館を見たいと言うものの、大量のひと、ひと、ひとに私は元氣玉がすっかり無くなって廃人のように（無口＆歩みがノロノロ）。「人混みはもう二度と嫌」とか宣言しちゃって。
歩いて歩いて、豊洲市場に入れるわけじゃなく。見学スペースも残念、時間切れ。
それでも、埋立地からの景色は絶景で「来て良かったね！」と言うとＴＰも「本当？良かった」と廃人から復活したことを喜んでくれています。
お台場が見えていたので、レインボーブリッジを歩いて渡ることに。やっぱりいいわ。レインボーブリッジは歩いて渡るのが最高だわ。
おてんとうさま、今日も一日、本当にありがとうございました。
富士山さんまで登場して、感激します。田町駅の交番で「このへんに、銭湯ありますか？お風呂」と尋ねると「無いですね、あー駅の向こうに一軒あったかな、なかったかな、でも遠くて歩いては行けないかと」と教えてもらって銭湯はあきらめます。（明日は絶対に銭湯に行きたい）ＴＰは渋谷で途中下車して映画の前売りチケットを買って帰ると言うので、くたびれたから先に帰ることに。
ＴＰからもう１０００円借りてビールを買って帰ると、家の鍵を持っていないことに氣づきました。財布を忘れて外出したということは、財布の中の家の鍵も無いということ。待ちぼうけ決定です。アパートの外階段に座って、１時間以上。缶ビールを飲みながらぼんやりします。（ナンプレする心境にならない）「お父さん、ＴＰに合図送って早く帰るよう伝えてくれん？」と話しかけた後で「ちょっと待った」こんなところで氣軽にお父さんを使っちゃいけないと思い直します。ただ脱力して待っていると、１時間半も経とうかと言う頃、ＴＰが帰ってきて私の姿を見るなり、膝から崩れ落ちて「そっかー、そう来たかー」ごめん、全然思い至らんやったと言っています。「別にいいよ」と広い心で答えます。「これからは、必ず財布持った？って聞くわ」これまでもＴＰは必ず「鍵持った？」と聞いてくれて出発していたものの、今日は丸一のことで頭いっぱいバタバタだったから、聞くのを忘れたんですね。大丈夫、怒ってなんかいませんよ。お手数かけますがよろしくお願いします。
冷えた体を自宅の風呂で温めて、晩ごはんはペペロンチーノ、ちりめんじゃこ佃煮乗せです。これが絶妙に美味しく、おいしいおいしいと言いながら食べます。変な一日。
