朝はやくから起こされて、まだ暗い中出発。どこへ?
発車寸前の電車にTPが飛び乗っちゃった瞬間にドアが締まり、TPが口パクで「あ、か、ば、ね!あ、か、ば、ねでね」とかパクパク言っているのにも呆れます。一駅先で待ってたらいいのになぜあのひと、数駅も先の駅を指定したんだろう。そもそもなぜあのひと、ひとりで飛び乗っちゃったんだろう?はしゃいでるのかな?
無事合流して乗り換え。何だか腑に落ちない感じだけれど駅構内でコーヒーを飲んで気持ちを落ち着けます。
電車に乗っていると、子どもの頃の思い出などがいつもより濃く思い出されてTPとお喋りをたくさんします。
下館という駅から、スイカもパスモも使えない路線に乗り換えます。これが真岡鉄道か!
えっ、いちご狩り?生まれてこの方いちご狩りに行きたいと思ったことは一度もありませんが、TPがどうしても一度やってみたいと言うので付き合います。
うまっ!甘っ!
楽しっ!それにしても巨大な土地に並ぶビニールハウス群、集う人々の多さ、世の中のひとたちはこんなにいちご狩りが好きなのか!それが10分も経たないうちに、そこかしこから「お腹いっぱいになっちゃった」「もう限界」「もういちご見るのも嫌」とか聞こえてきます。
途中で、食べ終わったヘタの数を数えると、私23個、TP22個で大笑いします。あれほど興味ないって言っていたのに。TPはさらに3個食べ、私は2個食べたところでお腹の限界。しばらくいちごはイイヤと思います。
次は真岡鉄道で益子に行く予定でしたが、益子まで5キロの看板を見つけて歩いてみることに。リアルスヌーピーがいたので写真を撮らせてもらいます。
なんてことない道を歩く幸せ。
なんてことない川を眺めるしあわせ。
なんてことない坂を見るしあわせ。
歩いて歩いて、途中でスーパーに寄ってトイレ行ったり本屋で道を確かめたりして大回りして、ようやくたどり着いた町、益子。
憧れの陶器の町で、
点字ブロックまで陶製で。
そこいら中のお店を回って、TPにも「生姜焼きに一番合うお皿を探そう」と声をかけて、結局はTPが選んだ縁が少し上がった皿を2枚購入します。今後は食器は旅先だけで買うようにしよう。思い出と一緒に食事ができるから、そう決めます。
評判の良いという洋食屋に入ったものの、おじいさんが「すみません、今日はもういっぱいで」とのこと、空いたテーブルはいくつかあるのに、下げた食器がテーブルいっぱいに重ねてあって。「いっぱいって、満席ってことじゃなくて自分たちがいっぱいいっぱいってことやね」ものすごい量のお皿、全てが益子焼でした。またいつか行きたい。その斜め前にあった和食屋さんへ。お刺身の新鮮なこと!味付けの完璧なこと!近所にあったら何度も通いたいようなお店、大満足で益子を後にします。
単線っていいな、
開放感のある車両で和むな、
真岡駅へ。今日はここに宿を取ってくれたらしい。スーパーマーケットがあったので寄ってみます。
朝、早起きしてたっぷり歩いたからくたくた。そうだ、今日もお惣菜買って部屋で食べよう!そうしよう!
えっ、今日の宿はコンテナ!
中は普通のホテル(ただし、時々揺れる。車輪がついているから?)
コンテナに泊まるのは人生初だ。コンテナに住むってのも良いかも知れない。
TPは焼き鳥のジャンボパックと稲荷寿司のジャンボパックを両方買いそうだったので、ちょっと食べすぎじゃないかと言うと悲しそうな顔。私はビールとおつまみだけの晩ごはん。コンテナ宿では無料で冷凍食品がひとつずつもらえると言うから、大量のごはんになります。
冷凍食品は朝ごはんにしましょう。何より、コンテナで観る「鎌倉殿の13人」は最高です。ユニットバスにも浸かったし晩ごはんも食べたし、持参のジャージに着替えてくつろぎながら観るドラマ。観終わったら、速攻で、深い眠りの世界に引きずり込まれました。ぐうぐうぐう。