青森駅、行ったり来たり

今日は5時半起き。旅行中に早起きするのは楽しい!だって起きたら旅行中なのだから!朝風呂、朝ごはん。同じ宿に宿泊しているのはご老人が多めですが若い子たちも何組もいます。朝食バイキングで、ご老人たちはパン派が多いんだとわかります。

今朝は絶対に野菜多めと決めていたので、野菜たっぷり取ります。

酸ヶ湯温泉の付近を散策します。素朴な鳥居の神社を見つけてうっとり。

奥入瀬の行き帰りで何度も見た地獄池も、近くで見ると感激もひとしおでうっとり。

まんじゅうふかしというベンチ式の、尻温め温泉を見つけて、座ります。

温かい椅子に座ったら、もう立ち上がりたくなくなります。奥入瀬

朝の道を独り占め、いや二人占め。

今日はこれから下北半島に移動するとのこと。チェックアウトをして、まずは青森駅まで、バスに乗って。

青森駅の裏側を歩いてみます。

青森駅は、工事中です。うっかりぐるりと遠回りの道から出て、

バスセンターで尋ねて、青森県立美術館へ行きます。(TP、美術館への行き方を尋ねてまた、受付のお姉さんからピシャリとやられている、ちょっとでも質問するとピシャリとやられる街らしい)

あれ?これは北海道に行くときに乗ったフェリー乗り場じゃない?うれしい!お久しぶりです!

まずは美術館。青森はどこでも、広々としていて、息も吸いやすい。人口も多くないようで密度もちょうど良い。

美術館の受付でもお姉さんは、とにかく消毒と検温が先!と、ほんのちょっと質問したいことも後回しでピシャリとやられます。

うっかり、好き勝手に歩いて作品を鑑賞していると係員の方から「こちらからお回りください!」とピシャリとやられます。

この先は何かな?とウロウロしたらすぐ見つかって「こちらから」とピシャリとやられます。

犬。

ベンチ。

お堂からの、庭。雑草と言うのが申し訳ないほど、青森はどこでも、花盛りです。

歩いて、三内丸山遺跡へ。歩道でもレンガの隙間から雑草がグングン伸びています。はー、冬は辛かった、おはよう!

縄文風のうどん(どんぐり粉入り)を食べます。

(甘いものに一切興味ないのに)珍しく、縄文に寄せた栗のソフトクリームも食べます。

竪穴式住居を再現したものを見ます。もし自分がここで暮らしているとしたら、と妄想を膨らませます。

高床式の方を再現した巨大な建物に近づきます。

これは、

何て立派なんだ!

自衛隊のヘリコプターが、一日中、空を行き交っています。ご苦労さまです。

これは、

ポシェット!栗なんか入れたらしい!すてき!

やっぱり縄文のひとたちも、石が好きなんだな、私も、石が好き。

私も、紐好きなんです!

こういう小さいのも、たまらないですよね!気が合いますね!

あら?ダンにそっくりじゃん!色が違うだけで。やっぱりダンと私は縄文時代からの縁だったのかしら?ダン!またね!

ここで、強引に私が行きたい行きたい行きたいと言った「棟方志功記念館」へ行くために青森駅に戻ります。(三内丸山遺跡の受付の方は、とーーーっても優しい、一度もピシャリとやられませんでした)

青森駅を中心に、行ったり来たり行ったり来たり行ったり来たりしたので、もう何度めかの海。

またバスに乗って(バスの運転手さんは親切、バス停は次ですよ、そこを左ですよと教えてくれます)

棟方志功記念館は、高床式だな。

よっ!桃太郎!金太郎!

子どもの頃、らくがき帳に顔を近づけて絵など描いていると必ず母が「棟方志功になってるよ!」と注意されていたっけ。

館内のビデオで、棟方志功さんがいかに独特で、野性的とも違う、自然体とも違う、とにかく棟方志功としか言いようのない独自性、私は棟方志功になりたい、と思います。

無理やり追加してもらった旅程なので、急いでバスで青森駅に戻ります。青い森鉄道とやらに乗って、

津軽」を読み終えて目頭が熱くなって。

JR大湊線に乗り換えて、続けて「惜別」を読み始めます。

明日の帰りの時刻もちゃんとメモします。本数が少ないので要注意だ。

下北〜!

バスの運転手さんは、皆親切。今日の宿が駅から10キロほど離れているそうだけれど、バスで行けると教えてくれて、降りる場所も教えてくれます。

あ、この道が恐山につながっているのか。

宿近くのバス停で降りて、すぐ近くの食堂に入ります。

何だか、焼きそばの気分。これが、美味しいのなんの、麺にコシがあって、多分焼きそば麺じゃなくてラーメン用の麺。

今日もお安めの宿、必要最小限の設備で、いいなと思います。

TPが持参したパソコンで検索したところ、恐山行きのバスの本数は朝の1本だけ、でもどうやら、この宿の目の前から乗車できるらしい。神様ありがとうと思います。そして今日は父の誕生日。母にメールをして、明日、恐山に行くと書きます。ホテルの窓を開けると、立ち話している男性たちの声が聞こえます。本州の北の端の県に来ているんだ、青森なんだ、地図を見ると青森県はVサインをしているような形をしています。そのVサインの、中指の方に来ています。明日は、恐山を目指します。