おかえり、高知

明け方3時に目が覚めて、ちょっとベランダへ。TPも起きてきて、ちょっとだけ川を眺めます。川沿いに住むことは、小さな夢です。もう一度寝て、朝食会場へ。バイキングだったので軽くテンションが上がります。

お隣りの親子3代の会話が面白いので聞き入ってしまいます。

「あのひとは、朝からランニング」「ほー」「お前は座っとけ、鶏いるか?」娘の夫は走りに行っている様子、さては妻の両親と一緒に朝食を摂るのを避けたな。慌てて荷造りして、今日は高知の最終日、牧野植物園へ行きましょうと決めていたのに、バスを目の前で乗りそこねて、路面電車でなるべく近くまで、そこからタクシーで植物園まで。

運転手さんがとても明るい方で、牧野富太郎さんが朝ドラのモデルになってうれしいと話してくれます。途中の展望スペースで、少しだけ車を停めてくれ、おしゃべり。いい街ですね!

植物園の入り口への道も、あらゆる植物に名前が書いてあります。

牧野さんの写真が笑顔で出迎えてくださいます。

マメ科

エビネ。葉っぱがカサカサ。

ハラン。おむすびを包みたくなります。

ホトトギス。枝沿いに花が咲くんだ。「あ、ホトトギスが咲いていますね」といつか言いたい。

宇和島城の壁で見た、小さい丸い葉っぱがここにもありました。

ミストでしっとりした廊下を進みます。

大人になると、菊の可愛さにも目覚めるものなんだな。

コットン。小学生のとき、同級生のバッサンが家で綿を育てていると教えてくれ、綿が植物だということを初めて知って驚いたっけ。

いい場所。

いい笑顔。

数珠玉、子どもの頃に大好きだった!

牧野さんたちは面白い構図の写真をたくさん、撮っています。

最高の一枚が、あちこちに。

椿の花に、でっかい蜂が群れています。私がどうしても写真を撮りたいと言うと、TPが粘り強く写真を撮ってくれました。あー、何てでっかい蜂。

椰子の実。

本物と見紛うばかりの蝋人形、ひっ!

つるつるした裸の木、何て名前?

株からヒョロリと一本だけ生えているタマツルクサ。

ゾウタケ、本当に像のよう。

ヒメショウジョウヤシ、赤いったらない。

蓮の葉の、裏がわ。下から眺められます。

アリストロキア・サルバドレンシス。一生覚えられないでしょう。

ダルマギク。覚えたら、見つけたときにうれしいだろう。

トビカズラ。カズラの枝をなにかに使いたい。

シラキさーん。

植物園を出て、外でバスを待っていると、周りにある植物のほぼ全てに、名札は無くても名前があるのかと思うと、世界がひっくり返るような感覚があります。

またバスに乗って、はりまや橋まで。

憧れの?日曜朝市へ。いつの間に憧れ?何年も前の雑誌の影響でしょうか?

憧れの田舎寿司。

どうせ今日帰るんだ、思わず色々買って、

ニラなんかはみ出しちゃって。(空港行きのバス停で、私のニラを見て、肘を突き合って噂話しているおばさん2人。うらやましいのかな?)

さよなら高知。

さよなら、高知。

ただいま東京。

おかえり、高知土産。

いただきます、高知。朝採りニラも、ラディッシュも、できたて厚揚げもしみじみと美味しい。高知をお腹いっぱい食べます。次からは、地元の野菜をお土産に持って帰るのもアリだな、とまた発見をしました。