あと2回

朝、7時30分に目が覚めます。夕べ、道を間違えてポンと出た日暮里の街が、カフェも多くて良さそうだったので、鶯谷から一駅、電車に乗ってモーニングがてら出かけます。

空き地。

今日も、バーナーで炙られるような暑さ。

TPが、あっ、おにやんまと言った瞬間、マジで?行きたい!と食いつきます。「おにやんま」新橋店、五反田店と最高ですが、こちらはいかがかな?

残念、ぬるーくて、汁も少なーくて。

駅前のカフェで、TPは構成を練って、私はラジオドラマをさらに直します。そして2時間ほどの滞在時間で、自分で前に書いた80分ほどのドラマを読み返します。

すぐ裏手の谷中墓地へ。「さっきさ、自分で書いたのを読み返してみたと」「どうやった?」「手の施しようがないが無いなって思った」と大笑い。自信持って書いているうえに、細かいこだわりが多く、そんなの知らねーよ、みたいなシナリオでした。がっかり。

駅のインフォメーションで地図をもらうとき、今は牧野富太郎さんのお墓が人気とのこと。

そして、徳川家最後の将軍のお墓へ。

せっかくなので、松竹映画のプロデューサー城戸四郎さんの墓を探します。

どうしても見つからず、TPがパソコンを開くと、フリーWifiなんてもちろん無いけれど、検索していたままの地図は残っていて、徳川慶喜の入り口のすぐ手前だったとわかります。ホッ、手を合わせます。

汗だくで、電車に乗ってもう一つ先の西日暮里駅へ。

たまたま見つけた看板で、創業50年ほどの喫茶店、ポークジンジャーを食べて帰ります。もしかすると、ちょっと熱中症っぽい?それとも夏風邪?私の体調は急降下です。

連泊中のホテルに戻ると、お掃除の方が100円ローソンのカップを置く、トレーを差し入れてくださっていました。何ていいホテルなんだ!もちろん、肉体宅配便の女性たちも、出入りしていて、ピンポーンとドア横の呼び鈴を鳴らして「こんにちはー」と入って行く姿を見かけます。どうか安全で無事でありますようと祈る気持ち。部屋で休憩して、今日も、洗濯物をロビーで預けて、銭湯へ。

サウナ、水風呂、露天、炭酸湯、薬湯、どんどんと銭湯上手になり、滞在時間も1時間30分を超えるほどに(TPには先に帰ってもらう)。私は思春期の頃、悩み深くて、お風呂に長く浸かって、全部のわだかまりがお湯に溶けて無くなったら、風呂から上がる生活でした。母からも「まだお風呂入っとんね?死んだかと思った」と言われていたっけ。

3日めの鶯谷。すっかり我が家です。

ただいま。

TPが、近所の居酒屋へ行こうと言います。

お?おいしい。(ごぼう

え?ここ、美味しくない?(カキフライ)

夏の鶯谷は、日が落ちてからが元気になる様子。すっかり楽しくなって、不動産屋で間取りなんか見ちゃったりします。

よう!スカイツリー

よう!クリスタル!

スーパーに寄って、明日の朝ごはんなど買います。TPは今日も、夜のガストへ。あと2回、宿泊があるのが信じられない。でも部屋に戻って、今日眠ったら、残りは1回。ふと、ガストの閉店時間に、TPを迎えに出かけてみることに。突然現れた毎日見ている丸顔に、TPは喜んでいます。今日もよくがんばりましたね。エライエライ。