おでん屋台

朝起きても、やっぱり、体調がよくない、これは夏風邪か夏バテか更年期障害かよくわからないまま、寝坊します。今日もTPは朝から、ドトールで構成を練っているよう。昼、迎えに行ってみます。何だかすっかり、この街に何年も暮らしているかのよう。それでも、少し違うのは、一見カップルに見えるひとたちが、駅前で待ち合わせて軽く会話をしながらホテル街に吸い込まれるけれど、女性の手足にはリスカの跡の独特な皮膚の盛り上がりがあることや、ものすごく威張って歩いているひとも多いことです。

ところで、食欲ゼロだけれど何か食べようと、台湾料理屋さんへ。

TPは、排骨麺。

私は、ワンタンスープを頼んだつもりが、ワンタンがでてきてびっくり。それが、身体に染み入るようにおいしく、元気がむくむくと湧き上がるかのよう。

TPは午後も、喫茶店に移動して書き続けるそう。

私は、我が家に帰ります。そして、たっぷりとうがいをして、昼寝します。

あー、嫌な汗をいっぱいかいた。

そして今日も、銭湯へ。TPもちょうど帰ってきて、身体ごと汗をかいて体調の悪さを流し出そうと思います。

昼寝のとき、肉体配達の方が間違ってうちのピンポンを押していました。出てみると両手でワーッと手を振って、あれ?となって、すみません、間違えましたとお隣へ。そこからは、ピンポンが鳴ってもちゃんとのぞき穴から覗くこと、そう決めます。

夜の19時。銭湯屋さんの駐車場スペースに出ているおでん屋台にどうしても行きたくて、行ってみます。

気さく〜。おでんに使っている大根の川を、甘辛く漬物にしているから、それをどんどん食べちゃってくださいと店主。キンミヤ焼酎のシソ割りで、最高の気分です。

タケノコ、牛すじ2本、ウィンナー、巾着はおまけでつけてくれます。その後も玉子、などお腹いっぱいでわずか2000円。屋台で一緒になった方たちともおしゃべりして、まるでここに何年も暮らしているかのような錯覚。

食べた後は、近所をひとまわり。100円ローソン。

子規庵。えっ?正岡子規

そして我が家へ。TPは「明日は、早く起きて帰ろうね」と言っています。確かに、当初の予定ではホテルの部屋で集中して書いたりしたかったのだけれど、何しろテーブルも狭いし、冷房の調節も難しいし、景色は見えないし、ストレスがいっぱいになりそうだからとTPは鶯谷の街中へ飛び出しがちだった。何箇所、カフェにこもっていただろう。もうアイスコーヒーでお腹ダブダブらしい。私は、最初だけ張り切って、昨日今日は昼寝してばっかり、サウナ入ってばっかり。それでも、ラジオドラマを一本応募して、今日眠ったら明日はいつもの古いアパートに帰ることになります。鶯谷、今日も街の全貌を掴みきれなかった、体力さえあれば、この近隣を思いっきり歩き回って、もっと知りたいこともあったのに。それにしても、おでん屋台は最高の瞬間だった。また来たい、鶯谷