8,000円

ヒャッホー!旅だ!早起きだ!

バゲットに、半分はウィンナー、半分はハムマヨネーズマスタードを挟んで、二種類を楽しみながら電車で高尾まで。

乗り換えて、

乗り換えて、

乗り換えて、

下吉田駅へ。

新倉山浅間公園・忠霊塔へ。

海外の旅行ガイドブック、ロンリープラネットの表紙で有名な、五重塔と富士山が並んで見えるところ、とのこと。

ぞっとするほどの階段。ふうふう息をつきながら、上がります。

あれ?富士山が、居ません。

しばらく待ってみたものの、小雨まで降り出したので、駅に戻ります。電車の到着音は、フジファブリック、オルゴール風のアレンジじゃなく、まるっとCDのままの音楽が流れます。「最後の花火に〜」

富士山駅へ。富士山駅という名前の駅があることを、今日、初めて知りました。

駅のすぐ近くの、金鳥居へ。あれ?富士山が見えることで有名な鳥居らしいですが、富士山が居ません。

4万円台で2DK。

富士駅から、バスに乗って今日の宿泊地、山中湖を目指します。朝食付きで、一泊大人2名で8,000円!(ひとり4,000円!)なんという安さでしょう。ワクワク。

バスから、眺める人気のスーパー、いいなあ。

途中の道の駅のような施設で、美しく草をむしる女性。こんなにきれいに草をむしれるだなんて。そして、大渋滞です。

そもそもバスが20分遅れで、渋滞で、到着時刻はもう無いようなもの。

お?

山中湖へ行く前に、TPが予定していた忍野八海という観光地。

お腹ペコペコで、うどんを食べます。うどんはガチガチタイプ、ちくわ天も、牛肉も、美味しいこと!

忍野八海(おしのはっかい)」って、はっきり言って私は生まれて初めて聞いたんですけど。そんなに有名なんですかっ!

本当にびっくり、観光客であふれかえっています。

かわいい。

池が8つあるそう。

お魚も、のびのびと。

絶対にドボンと落っこちないように注意、注意。

忍野八海は、霊場だそうです。

信じられないほど透き通った水。(それでもまだ、忍野八海って何だ?初めて聞いたぞと思って疑っている私です)

そんなことよりも、どういうわけかあちこちのお土産屋さんで、日高昆布が売られていて、それが飛ぶように売れています。お店の方に「どうして山梨県で日高昆布がこんなに売れているんですか」と尋ねましたが「あは、はぁ」と首をひねられて、おしまい。気まずくなりました。

8つ全部の池をめぐりながら、紫蘇の花を久しぶりに見た、と思います。

浅間神社にお参り。どこもかしこも、全国に浅間神社ってたくさんあるような気がします。

最後のひとつ、出口池はちょっと歩いたところ。

でかっ。

そして、山中湖行きのバスを待ちます。またしても渋滞で遅れに遅れています。

待てども待てども来ないバスと、忍野八海という謎の観光地、どんどん訪れる観光客。

やっとこさ来たバスに乗って、

おーい、やっと顔だしたな、富士山さん。

花畑の横を通り過ぎて、平野という場所で降ります。

廃墟かな。

と思ったら、本日のお宿でした。

(朝食付き大人二名で一泊8,000円!しつこいほどに、安い!)

建物は古いけれど、空き部屋にはドアに座布団を挟みっぱなしで換気しているから。

忍野八海と、平野のバス停近くで買った野菜、100円ずつ。モロッコいんげんと、ししとう。入り放題の、共同浴場に入って、ゆっくりとします。(掃除はしてあるけれど、湿気で壁はカビだらけ!ひーっ!)

徒歩7分、山中湖へ、夕方散歩。おっ、また顔出したな、富士山さん。お帽子を被って。

ちらっと見える富士山を背景に、スポーツカーを持ち寄って撮影をしているグループがいます。趣味があるって、素敵です。だんだんと日が暮れて、湖畔からぐるっとバス道に戻って、夜散歩です。

清潔そうな食堂があったので、入ってみます。

チャーハン、おいしい。TPが頼んだカツカレー。「どう?おいしい?」と尋ねると「…レトルト」何でTPはレトルトに当たる確率が高いのかっ!TPが薄らがっかりしているのを感じて可哀想でなりません。

それでも、夜散歩は楽しく、これまでの思い出話やら、会話も弾みます。美しい祠。

古い宿に戻って、エレベーターのない部屋まで3階分、歩いて上がります。螺旋階段って、歩いても苦にならないという発見!

 

部屋に戻っても、まだ夜の7時台。あー、ぜいたくやねーと言いながら、ゴロゴロしたり、ブラタモリを観たりして過ごします。夜9時、TPは眠っています。ぐっすりおやすみ!私は、もう一度、風呂に入って、寝ます。ぜいたく(たった8,000円なのに!しつこい!)