プチ同窓会

朝。母のベッドに行き、身体を触ってみると昨日の発熱は収まっています。麦茶を飲ませると「ありがとう、うれしい」とか言って。かわいい母。今朝も、茹で玉子を食べて、始業します。パソコンを開いて。今日もトラブル続発で。本当は、母の看病で有給休暇をもらおうかと思ったけれど、今は一緒にいるから、まずは目の前のお仕事を黙々とこなすだけ。母は、1階に降りて安楽椅子に座ってぐったりしたりしています。病院に電話をかけると、昼から診てもらえることに。

 

お仕事、お仕事。昼過ぎに自分で運転して行って帰って来て「コロナやったー」と母が帰って来ました。やっぱり!早速、弟家族やら親戚やら、あちこち電話しています。「何とねー、コロナやったー!」発熱外来で、駐車場に車を停めたまま外に出ずに、検査やら薬をもらうところまで終わったそう。

さて、私も私で、予定があります。高校の同級生Rちゃんが家に来てくれて、同じく同級生のYちゃん(二年前、父の葬儀後に家まで来てくれた)と、Mちゃん(おととい家に来てくれた)と、Rちゃんの4人で、姪浜駅で集まるのです。Mちゃんの教えてくれたお店で。みんな、仕事終わりで。

Rちゃんと、姪浜駅まで歩きます。室見川

福重!途中で、まだ仕事をしているMちゃんの働くお店に立ち寄ります。「キャッ」と飛び上がって喜んでくれるMちゃん。後で、お店でね!と手を降って別れます。

Rちゃんのお喋りは止まらない。一人芝居のように、会っていなかった数年間のことを、身振り手振りで、お喋りしっぱなしで、私は何度も、腹を抱えて笑います。そして、高校生の同級生たちの近況も色々教わります。◯◯さんが、あの大病院の婦長だって。◯◯君は、コンビニのオーナー。などなど。

Rちゃんのお母さんは、うちのモンスターどころじゃないくらい最強で、ペットボトルひとつ、紙袋ひとつ捨てさせてくれないよーとのこと。大量の買い物、あらゆるものが家中に山積みだそう。

歩き続けて2時間、待ち合わせのお店へ。お店の外で一服していたところ、駅から、お店の通りの角を曲がってYちゃんが現れた瞬間。相変わらず美人でスタイルの良いYちゃんを見つけた瞬間。大きく手を振ります。「Rちゃんがさ、YちゃんとMちゃんの名前を覚えられるか」心配しとうけん、名前を言ってあげてなどと会話。Yちゃんは、高校一年生の入学式のとき(多分、遅刻したと思う)、私の傘がびしょびしょで水漏れしていて、名前順に並んだときに「びしょびしょで、どうしよう」などと話しかけたらニコッとしてくれて、そこからの友人。ほとんど会えていなかったけれど、また会えてうれしい。

Rちゃんは、同じクラスになったことないけれど、なぜか私が上京したら私の住むところに遊びに来てくれて、そのまま何ヶ月か泊まって、一緒にドクダミを摘んでお茶を作ったり、粗大ごみを拾って快適に過ごしていた人。

やがて、仕事を終えたMちゃんも合流して。

プチ同窓会だ。

Mちゃんは、2年生のときに同じクラスになって、一緒に笑って、怒って、家庭環境がすごく似ていたので、お互いのことを打ち明けては大笑いして。私は友人たちを誘うのが苦手ですが、思い切って連絡してよかった、たくさん笑って、笑って、あっと言う間に5時間ほどが過ぎます。お料理のおいしいこと、お酒も進みます。

名残惜しいけれど、充実していて。タクシーで家に帰ります。母のベッドに行ってみると、熱は収まったままで、持って行った麦茶をゴクゴク飲んでいます。「あ、ゴミ出さな」と言うので一緒にゴミを出して、空を見上げると満点の星。「楽しかったよ」と報告すると「あぁ、そう」とのこと、星が見えると喜んでいます。今日もTPとオンライン会議。遅い時間なのに、TPはよく付き合ってくれます。やさしいひとだ。