今日はもう、何も考えまいと思って過ごします。
ネットの書評？サイトで紹介されいた本が続編だとは知らずに、タイトルだけで検索して図書館で予約したところ最初の方の本が届いて、２日前からずーーーっと読んでいて、厚さ５センチだという本、なぜ今の今まで知らなかったんだろう？という日記。たまらない、誰かが熱心に教えてくれたらすぐに読んだのに、知らなかった本。両手で読むのも、片手で読むのも、どちらにしても手がしびれます。分厚い。
引用が多いことと、装丁の印象よりも感情的で、中身が意図的に？揺すぶられていること、そのあたりで信頼できる本、ずーーーっと読み続けます。晩ごはんは、ひき肉とネギのチャーハンと、カイワレ大根とチリメンジャコのゴマ油サラダです。どちらも絶品です。
朝のミーティングで「昨日、社長と話しました。期待させてしまってごめんなさい、でも交渉の余地無しで」と伝えはじめると涙がドドドーッと出て嗚咽。私はこれまで職場で嗚咽したことはありません。「本当なら昨日、すぐに伝えたかったけど、あまりにも落ち込んで、クラゲみたいになって」クラゲ？と新上司の声。回って来るティッシュ、どちらにしても、誰が異動しても、新しい環境で輝いてほしいと伝えます。
その後は全員、抜け殻のようになって「この件なんですけど…あ、もう意味無いか」とか「これは…もうやるだけ無駄か」みたいになって、その度に笑います。笑って笑って、もうヤサグレよう、好き勝手やろうという結論に。話しながらまた一緒に泣いて。ひとりは午後休を取りました。別のひとは昼寝していました。私は外に出てウィンドーショッピングをしました。各自が山積みの仕事を残して。
退社時間、普段あまり交流の無い別の部署の部長が追いかけて来てくれて「ふわっと聞きました、大丈夫ですか」と、エレベーターからバス停までの間、話しを聞いてくれます。それだけでも救われます。
圧巻。いつもＤＶＤはＴＰが借りてきてくれるので、予告が始まっても私は何を観るのかわからずに観始めるのだけれど、今日はギャスパー・ノエでした。案外、上品でした。字幕の出し方がふざけている！さすが。
今日は頂上決戦、社長と新上長と３人で話し合いです。もう何度もチームからひとり提出せよとの司令が直接ではなく遠回しにやって来ているのでうんざり。畑違いの仕事は受けますが、こんなに各自のスキルも責任感も上がって来ているのに、今さらひとりだけ雑用なんかあんまりです、ひとりだけにその仕事をさせるなら全員でやりますと伝えたところ「経営者視点から見たら」とか「適材適所」とか「フレキシブル」とか言うだけので呆れて「ひとを駒のように動かすんですね、交渉の余地無しなんですね」と言ってみると「いえいえ、そんなつもりじゃ、僕らの責任」「皆さんには感謝している」と。絶望します。紙と喋っているのかと思った。それは責任じゃなく無責任だと思う。
またバスに乗って帰って夜、ＤＶＤを観ます。まるで入って来ない。ラストあたりで泣いてみます。世界はふたりだけのもの、みたいな映画。
なんだかクサクサするので、このところ少しずつ読んでいた本、紀伊國屋書店で買っていた話題の本を最後まで一氣読みします。主人公のカイアがあまりにも頑固なので「素直になりーよ！」と本の中に分け入って言いたくなります。少女の頃の描写で、お風呂に関する記述が無いので、周りに臭うんじゃないかしら？とわが事のように心配しながら。
朝起きて、ウィンナーを挟んだコッペパンを食べた後でＤＶＤを観ます。
仕事のシーンがたくさんでてくるところが良いなと思いますが、主人公の性格に特徴が無いので驚きます。
ＴＰと散歩&ランチ。このところ、コロ助感染者数が鰻登りなので毎日、職場の連絡チャットを覗いては、自宅待機命令が出ないかとチェックしていますが、出ません。
梅雨なのに夏みたいな日、夏なのに雨ばかり。
またＤＶＤを観ます。とびきり面白いオープニング、丸山桂◯奈似の主人公のお芝居に、どうしてここまで感情を直接届けられるんだろうとか、これまで全く縁の無かったようなジェニファー・ロペスのポールダンスに魅了されて、ＴＰと踊りながら観ます。スッゲー。振り帰ると、女版スコセッシ。
洗濯掃除して昼寝。寝るのが一番。母から電話で「私、鬱やろうか」と言うので話しを聞いてみると、これまで友人だったひとが、リズムダンス（というものを一緒に習っているらしい）に行くのに、雨が降ったら「迎えにきて」とLINEが来て、自分が利用されているようで辛いとのこと。それは鬱ではなく、嫌なのでは？「阿川佐和子の小説が新聞に毎日載っとるんよ、それを自分はその新聞取って無いから、私に切り抜いとってって、頼むんよ」母は毎日新聞小説を切り抜いて、彼女が取りに来ないからわざわざバイクでポストまで入れに行っているそう。「面倒くさいけん、もう嫌になった」って言いぃよ、と伝えます。そうよね、言ってみる！とか言っていたけれど、言わないんだろうな。母はお米に虫が湧いたから唐辛子入れた、そのお米をやっと今日お父さんが食べ終わるから、とか恐ろしいことを言っています。虫が湧いたお米を食べさせられる父のことを思うと、知らぬが仏とはまさにこのこと、そう思います。
夕方、ＴＰから電話。「今仕事終わった、今日は散歩日和やない？」と言うので迎えに行きます。晩ごはんは水炊き、心身共に癒やされてやる。
夜、ＤＶＤ。売れっ子監督の映画は、人間の内部をえぐりそうでえぐらず、結果として青春群像劇でした。
メールで毎回、必ず、何かが抜けている金額を送ってくるお取引先のひとなぜか、全然違う会社への金額通知メールを送ってきたので、送り先間違えていますよと返信したところ「ご安心ください、金額は間違いなく各社に支払われます」との返信。私が真由子なら「ちーがーうーだーろー、違うだろ！」と後部座席から運転席を蹴り上げていたかも知れない。ぞぞっ。また社長発上長経由で、チームからひとり提出せよとの連絡が来たので、私が行きますが、仕事の分配はチームで行いますと答えますと答えます。どうせ霧のように消えてしまう言葉。ふわーっと。
上長が元上長になったことで、動線が狂っています。元上長は自分の降格をちゃんと発表してくださいと言っているのに、伝えづらいと若い上長は二の足を踏んでいるのでこちらは地団駄踏みます。「あんまりです、腫れ物に触るみたいで、追いやるみたいで」と言ってみたりしますが、私の声は都会の空に吸い込まれてしまうのか、同意は得られるものの実行されません。
帰り道、考え事をしていたらどこに到着するのかわからないバスに乗ってしまっていたらしい。見知らぬところで降りて、駅ナカの魚屋さんで「シジミ」を買って帰ります。晩ごはんはオムレツ（集中力がなくてスクランブルエッグになった）とシジミの味噌汁。シジミはいつ食べてもシジミの味がするので驚きます。
夕べは私のチームからひとり提出せよという、しつこいほどの社長発、各部署の上長経由でやって来る打診について、毎回丁寧に回答しているものの先方からの回答は無く次は別の経由でやって来る打診について考え過ぎて、のたうち回って眠れなかったと思ったら、起きたら１３時過ぎでした。廃人の一歩手前で、晩ごはんはコンビニで買ったシチューの素で、シチュー。具はカボチャとソーセージだけ。レタスにごま油を回しかけて、青のりも振ってみます。シチューは塩っぱくて、ごはんにかけてようやくマシになりました。
