夜中からズーッッと、雑巾を絞り続けるような雨。ゲストハウスを出ると、トゥクトゥクという乗り合いオート4輪がすぐに声をかけて来てくれました。バスターミナルまでと伝えると、100Bとのこと。高過ぎる!と訴えると、隣りのホテルでタイの女の子に同じ100Bと言って、彼女は颯爽と車に乗って去って行きました。雨の中。次停まったトゥクトゥクのおじさんは、80Bと言った後、地図を出して丁寧に説明してくれます。大通りまで出るだけでも20Bほどはかかりそう、このおじさんに送ってもらうことにしました。
雨に洗われた世界遺産 奇跡のような景色 せめてものゴミ拾い
バスターミナルから、車で4時間。スコータイへ向かいます。休憩所で荷物を置いて出ようとすると、見知らぬ男の子が、ダメダメ!荷物は持って出なきゃとのこと。トイレまでリュックをかついで行きます。その男の子は自分の荷物は置きっぱなしで外に出ていたので、旅行者だけの注意事項なのかも。またしてもどしゃ降りで、一度はスコータイを通過しようかとも話したものの、降りるときには小降りになり、いつの間にか雨は止んでいました。
キラキラッ 世界遺産、裸足で遊ぶ子供たち ゲストハウスの椅子を抱えて
スコータイ。今まで見たどの景色よりも神々しく、神聖な風景。公園内は広いので、自転車で回りました。途中で2度出会ったイタリア人男性二人組に、晩ご飯でもばったり。宿の人もたいそう親切で、もう一度、必ずここに戻って来たいと願います。ヴィトーンという宿は禁煙とのことでしたが、煙草を吸いたいと言うと、窓を開ければいいよとささやくように言い残してくれました。
夜中、屋台でタイラーメンを食べました。25Bで、身体の底から嬉しくなるような美味しさ。シーズンオフなので、人氣は少ない。スコータイの遺跡公園を目の前に、窓を開けては世界遺産を独り占めしている喜びを味わいました。