バースデーソング

monna88882011-11-03

フィリピンの露天にぶら下がっていたインスタントコーヒー、どうやらそれを買うとお湯で溶いてくれてその場で飲めるらしい。お湯で溶くものは10ペソくらいみたい。そのコーヒーの素は6ペソから8ペソで買うことができました。砂糖もミルクも入っている、日本では飲まないほど甘いミルクコーヒーが朝の胃袋にとても幸せにしみ込むことを発見しました。今日は朝から空港へ行って、一日中飛行機に乗りっぱなしの日です。ホテル前でタクシーに乗ると、日本人?日本人はやさしいね、韓国人はケチだしヤダとのこと。どうやら韓国の人は威圧的に怒ったりすることが多いそう。あの国は軍隊があるからきっとしっかりした人が多いんだと思う、金銭感覚も日本人はユルい人が多いのかもね、と言ってみました。メーターでは98ペソなのに、初めは400、300、最後は200ペソちょうだい!と言うのを何とか、120ペソでかんべんしてと頼みます。20はチップのつもりで。韓国の人は絶対にメーター以上は払わないそうです。偉い!日本人は悪口を言われたくないし、運転手の人の同情を買うような話しにも乗ってしまうので、チップを払ってしまうのでしょうか。



フィリピン空港では、出国のときに空港使用料としてひとり750ペソも払わされました。突然のことに驚いて、歩いていた日本人旅行客の男性に尋ねると、自分も払いたくないって言ったけどダメでした、どうしても払わないかんらしいっすよと教えてくれます。チャイナエアライン機内食を食べて、日記を書いて、乗り換えの台北に到着。ここで、想像だにしなかった恐ろしいことが!ふらりと入った免税店、コーチのバッグが突発的に欲しくてたまらなくなり、思わず買いそうになったのです。普段からブランドを好きな人ならまだしも、まさかあたしが!?地味な生地に赤い縁取り、リボンが下がってキーホルダーがいくつか付いています。日本円で約3万円か、安いじゃん!それならカードで・・と本氣で買いそうになりました。たった一瞬で今回の滞在費ほどのお金をすぐ飽きそうなバッグに費やそうとした。ブランド名が表面についたものは一生買わないだろうと思っていたのに。これが旅行マジック。鏡に映すと全く似合っていませんでした。


成田に到着すると、夜になっていました。アパートに戻って留守電を上げると、母からのハッピーバースデーの歌が入っていました。2件目を再生すると、今度はビブラートをきかせたバージョンでもう一度歌っています。母に戻ったよと電話すると、一度目はイマイチかと思って二度目は大きい声で歌ったんよ、二度目の方が良かったやろ?とのこと・・・お母さんの娘に生まれてきて良かったよ、と言いました。買って帰った甘いインスタントコーヒーを入れて眠る前に飲みながら、あー、やっぱりコーチのバッグ買えば良かったかなーと思い返したりしていました。恐るべし物欲の力、旅の余韻すら強烈にバッグへと集約させようとするのです。