座り込み

monna88882013-06-09

お向かいの庭の、アジサイももうそろそろお終いみたい。都心の狭い土地でギュウギュウの立地なのに、日当りと風通しに恵まれているのはお向かいが一軒家の平屋だからだと、窓を開けるたびに有り難くて拝んでしまいます。前の高円寺のアパートは日が当たらな過ぎて革のカバンにカビが生えたっけ。


15歳、アルマの恋愛妄想。TPが借りて来たノルウェー映画DVDは、本当にくすぶっているという表現がぴったりの少女映画、観終わったときに世界がピカッと輝く面白さがありました。


夜をぶっとばせ

夜をぶっとばせ

夜をぶっとばせ。表紙が格好いい!図書館で借りました。タガが外れて行くのが最高です。図書館の入り口の階段で、ひょろひょろの若者が座り込みを決め込んでいました。何だか理屈っぽいことを言って頑として動きません。警備員の人が警察を呼んでいたので、野次馬根性丸出しで全神経を耳に集中させながら、ゆっくり階段を上ります。どうやら、言いやすい相手に反抗して、ただ動きたくないだけという症状らしい。あ、こいつ、反抗する相手がいないんだな、そう思いながら見てないフリの視点外しでガン見しました。もっと自分を見つめろ、若者。


静子の日常 (中公文庫)

静子の日常 (中公文庫)

静子の日常。キャベツ炒めに捧ぐ、のような地に足の着いた楽しさがある小説、夢中になって読みます。これもおばあさんが出て来るし、秘かに活躍します。言葉が的確な位置に動きをもっている、ということがどれだけ安心させてくれるか知れません。超おもしろい。


この土日、茶碗も洗いたくない、ご飯も作りたくない。慣れっこの症状で畳に吸い込まれそうでした。ちょっと外に出るのでも人の多い所は絶対に絶対にダメ。それでも小さな針の穴で息をするようにただじっとしていると、また胸の中に光が出来てきました。休養!