水辺のフェリー

monna88882014-05-17

高級御料理用、鳴門糸わかめ。「本品は鳴門海峡の潮流で揉まれ育った、わかめの色つや歯ざわり、風味を大事に加工、保存、包装いたしました」「お召し上がり方 すだち・わさび・しょうが醤油等で、刺身わかめ、魚介類との酢みそ和え、若筍煮、白身魚と煮付け、じゃことの炒め物、サラダ、水炊き、すまし汁、スープ、味噌汁、麺類の具、その他いろいろと御使用下さい」朝6時に目が覚めました。TPが前から築地に行きたいと言っていたのを思い出して今日がチャンスと叩き起こして、電車に乗ります。TP、3時間睡眠らしい。


築地市場の入り口から入ったのは初めて、すでに人氣のおすし屋さんには長蛇の列です。海外からの旅行者がいっぱい。10人ほどの行列に並ぼうとすると、外国の人から英語で、まだ角を曲がったところに行列が続いていることを教えてもらって慌てて離れます。行列のできないおすし屋さんで限定盛り合わせ、目を閉じてウニ、耳を澄ませてイクラ、カンパチは舌のセンサー全開で味わいます。「ごはんよければすべてよし」を読んでからいつか買ってみたかった鳴門わかめに出会って、大満足で浜離宮へ。広い広い、暑い暑い。そこからフェリーが出ていたので乗ってみます。隅田川を浅草で折り返して両国まで、1時間620円の船旅は開放感いっぱいです。両国国技館では「当日券は朝8時半に売り切れました」と親切な張り紙、門の外から遠藤のお姫様抱っこパネルとうらやましくじっとりと眺めて、電車に乗って帰ります。(えっ、じゃあ朝8時に行けば、生遠藤生鶴竜生千代丸が見られるってこと?)


早速、戻したワカメを酢醤油で食べてみると、歯ざわりが最高、嬉しくて小躍りします。行き倒れのように昼寝しているTPの寝言は「おなかすいた…」「壁…」。私はもうシャワーも浴びたし、後はお相撲を流しながら楽しく過ごすだけ。夜はきっと隅田川をフェリーで走る夢を見るでしょう。家に帰ったときに、髪の毛からガソリンの臭いがしました。