社風をつくる

忠犬門公はご主人様を駅までお見送りに。そしてまた歩いて戻って内職を始めると、Tさん&Oさんからチャットでメッセージが入っていました。突然ですみませんが、社内規定を整えるにあたって、新宿3丁目のスタバで1時間ほどミーティングを、とのこと。てくてくと歩いて、待ち合わせ場所に向かいます。

どうやら、先日Tさんとランチをした際に、今度新しく制定される社内規定の話になり、私が「えっ、じゃあ時短&週4のあたしはどうなるんですか」と詰め寄ったその顔が、とても心配そうだったのでと、こういう機会を設けてくれたよう。最初は恐る恐る話しを聞いていたけれど、どうやら社労士さんたちと打ち合わせをしながら私を正社員として規定を作成すると、16時以降は全員が残業扱いになるので、私は健康保険も年金も、退職金も有給もある、これまでと同じ条件で契約社員で良いかと聞いてくれていることがわかりました。私がすぐに怯えることを知ってくれているのか、ちゃんと会って説明してくれるその心意氣に、じーんと感動します。私が、この業界の最新情報について行けないから悩んでいると言うとふたりは、大丈夫ですよ、そこは誰も求めてないし、最新情報だけを追っている人ばっかりだったら、オタクだけの会社になっちゃいますよと笑い飛ばしてくれます。おしゃべりついでに、社内で少し氣になることがあったので、言ってみると、それはM君に直接伝えてもいいんじゃないかなと言われて、ハッとします。そうか、言ってみよう。


歩いて家に戻ってお仕事。たっぷり内職をして、退勤ボタンをクリックして、M君にチャットしてみました。すると自分も同じところが氣になっていた、今少し話せますか?とのことで電話。3〜40分、話したでしょうか。色んな問題点の中から今集中して解決すべきところが見えて、M君も立場が変わって忙しいだろうにたっぷりおしゃべりもできて心から嬉しくなります。会社は敵じゃないんだ、これまで少しずつでも、プレッシャーがかかることや、不安なこと、氣になることを周りの人たちに、細々と伝えて行く努力をコツコツ重ねてきたつもりだったけれど、それよりも同僚の人たちがそれをいつでも聴いてくれて、対処しようとしてくれること、すぐにうろたえるあたしを安心させようとしてくれることに胸がいっぱいになります。今日はちょっとしたエポックメイキング。こちらから素直に正直に、怯えや不安を、小さな声でも伝えてみる。すると周りの人たちは事前に察知してくれたり、ケアしてくれようとする。そんな優しい風が吹いている職場、その社風をみんなで作り上げていることを感じられた一日でした。