朝、オフィスに入ろうとすると、キャーッという声と笑い声が聞こえてきました。どうやら、同じチームの女子たちが早く出社してバレンタインのセッティングを済ませてくれたよう、ＵＦＯキャッチャー式にしてくれたようです。早く出社したＵ君が早速チョコをゲットして大盛り上がり。次から次へ出社してくる男性社員に「今日はまず、アレやらないとオシゴト始められないシステムです」と伝えてみんなで取れた取れないと大騒ぎ。みんな少し照れていますが、それを乗り越えてがんばって楽しもうとしているところが可愛い。去年は何もしなかったはずだから、新しく入った社員のひとたちのお陰で職場の雰囲氣も変わることがわかりました。
お昼、元上司とタイカレーを食べに出かけます。タイと言えば。ところでゴザ、買えました？と尋ねてくれたので、はい、今回はやっと買えました、バスに乗ったりして大冒険でしたと事の顛末をペラペラ喋ります。元上司はとてもよく笑ってくれるので、喋り過ぎても氣になりません。
（部署は離れたけれど）またたまにはランチ行きましょうね、と言ってそれぞれの席に戻ります。
ＴＰは義理チョコをたくさんもらって帰ってきました。ＴＰのおつとめさきのオバさま、お姉さま方、何だか氣を遣わせてすみません、ありがとうございますと心でお礼を言います。
夜、ＴＰママに電話。今日はお見舞いに行かなかったそう、お義母さんもお休みを取ったようなのでホッとします。役立たずの自分を思うと、ついついあれこれ根掘り葉掘り聞いてみたり喋ったりしたくなるのが反省、ＴＰママたちは普段から不測の事態に備えていっぱいお喋りしていたそうなので、心に温かさを持って遠くからただ思うだけのつもりで。なるべくさわやかに、風のように。
「さーて、本命チョコはあるかな〜」と言うので「冷蔵庫開けてみな」と答えます。すぐに台所にすっ飛んで行って「わー」と歓声。いいでしょう、丸ごと一本チョコバナナケーキ、肘下ほどの長さです。私もおすそ分けをもらいます。生地がモチッとして本当においしい。ま、こういう得体の知れない行事は無くしたって良いんだろうけれど、あえて乗ってみるのも悪くないなと思いました。でも私は節分と土用丑の日が一番好き。
