まだまだできることはある

TPが、田端の映画館に行こうと誘ってくれました。もうずいぶん前、福岡のともだちR子ちゃんが観て、感激したと教えてもらってからずっと観たかったドキュメンタリー映画、人生フルーツの上映があるらしい。朝、昨日の残りご飯を卵チャーハンにして、いざ出発です。山手線でまた崖っぷちの田端駅に行けるのはうれしい!

 

田端の映画館は、バリアフリーとか字幕とか、社会的弱者とされているひとたちが安心して行ける映画館だそう、思想が強かったらどうしようと少しドキドキして行ってみると、人生フルーツはすでに予約でいっぱいだそう、突然行ったスットコドッコイ2人には、補助席を出してくれることになりました、入館料ひとり1500円。

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映画館のお姉さんに教えてもらったランチスポット、カレー屋さんでおいしいカレーを食べます。感じのいいお店、また行きたい。

私は、NPO的なものやミートゥー的なものがおそろしいので、なかなかそういう場所へ行くのには勇氣が要ります、なんでかな?でも行ってみるととても人間的な映画館でホッとします。補助席で観る映画は、想像していたものと違ったけれど、映画館を出てすぐにTPが、正直言って最初から泣いとったかもと笑いながら言ったその光景を、目に焼き付けたいと思います。というのも、仕事とか出世とか役割とか、社会とか家族とか立場とか、そのへんのところにギューッとなっている私に対して、TPはいつも常に距離をおいているように思えて、どうせこういう映画のことは、女のひとしかわからないでしょう?とたかをくくっているところがあったからです。女子力高めのTPでヨカッタ。

人生フルーツという映画は、種のように胸の中で少しずつ、一生をかけて、ゆっくり育って行く映画だと思いました。はげ山がどんぐりの森になるように。まだまだできることはある。