連休。朝、薬局で何かのついでに買っておいた安いパンに、シーチキンにマヨネーズ、塩コショウ、冷凍チーズを乗せて焼いて食べてから、ごろごろ、ごろごろとネットしたり録画しておいたテレビを観たり、コタツに寝転がって目を閉じたりしていましたが、明日はTPの誕生日、そのために随分前から申請していた有給休暇、海外旅行はもちろん行けないので我が家の旅行計画係のTPは、数日前から検索を重ねて、在住区内で宿泊することに決めたよう。ステイ在住区。
老舗ホテルは?と言うので、OKと答えます。どこだっていいんだ。その話しの流れで「区内の温泉で検索したら、近所のホテルが出てきた。箱根からお湯を毎日運んどうって」とか言うので、「えっ!?どこ?」と食いつくと、以前、前を通ったときに和食料理屋さんかと思っていたところが、まさかのホテルだったので驚きます。「じゃあ、TP誕生日は老舗ホテルに泊まるとして、今日はそっちに泊まる?」とか言って、よーし、せっかくの連休、GO&GO!とネット予約して、10分でリュックに荷物を詰めて、茶碗を洗って、TPは洗濯物を畳んで、掃除機をかけて出発します。ゴーゴー!G&G!!!
靴下履いて靴履いて、リュック背負って歩いて、予約したばかりの宿にチェックイン。
館内は何から何までオシャレぶっているけれど、壁紙とか柱とか床とかは、安めの材料みたい。期待せずに部屋に入ってみたら小さい窓からは新宿の景色が。
オッシャレー。
おっしゃれぶってるー。(母なら、しゃれこうべーって言う)
ああ、歩いたところだらけの街。
早速、最上階の露天風呂にたっぷりと漬かって。虹みたいなものが見えて。裸でお湯に漬かって見渡す景色は、これまで十数年暮らしてきた場所を、全く違う角度から見せてくれました。何だか、在住区への感謝が湧き上がって、心がポカポカするのはなぜ?
晩ごはんは何かをどこかに食べに行っても良いけれど、この部屋から見える景色をもっと目に焼き付けたいものだから、イトーヨーカドーにお弁当を買いに行って、部屋で食べます。
晩ごはんを食べてから、また露天風呂に入ります。風呂上がりは、お楽しみの知ってるワイフ。みんなもきっと楽しみにしているんでしょうか?10時間近になると、お風呂から続々上がっているように見えます。ドラマはいつもどおり胸が熱くなって、わーってなります。
それよりも、この景色。この街の景色が大きめのセーフティーネットのように十数年、誰もを受け入れてくれて、あの道、この道、あのビル、このビル、あちこち歩いた道。
「新宿、ありがとう〜」と開かない窓から街に向かってお礼を言います。ステイホテル。ステイ在住区。数十分移動しただけの、ステイ・ホーム。。。
温泉…
旅行氣分…