ＴＰがマックスバリュで「門ちゃん、これ半額！」と見つけてくれた蕎麦、冷蔵庫に入れておいたらカチカチに凍っています。溶かしながら何とか食べます。
でかした私！宿のエレベーターの張り紙に無料レンタサイクルがあることを見つけました。
自転車借りて、２０分ほど漕いで、長良川へ。鵜飼のうーちゃんたちの鳴き声が聞こえないかな？聞こえません。
本当なら、お座敷の船に乗る予定だったのかな。また来ればいいか。ＴＰはファミマで、足にマメができたと絆創膏を買って、駐車場で靴下脱いで貼っています。
岐阜城のある金華山、初心者にも優しい道という「めい想の小径」を選んで、
登り始めた瞬間に、あれ？ここ、本当に初心者向け？と不穏な空気で
さらに上がると、足をすべらせたらもう山からまっさかさま、みたいな景色になって、
これ、道？みたいな岩だらけの場所、足をすべらせないように、それでもたくさんのひとたちが一緒に登っています。
だんだんと無口になって、もう写真を撮る余裕もなくなって、崖をはいつくばって登ったり、水たまりで足元が泥まみれになったりしながら、大きめの岩に上がったＴＰがふらっとマトリックスになって後ろに倒れそうになったのをリュックをむんずと掴んで助けたり（これで行きのバスの酔っぱらい事件はチャラね！）、そのうち「誰が登ろうって言い出した！」とか「もういい、どんどん抜かれよう」とか言っちゃって、とにかく、もう限界を超えて。
ぽんっと、岐阜城。
天目茶碗といえば、
のぶちゃん。
ぜいたく〜
風が気持良いので、この場に座ってしばらく休みたくなります。
見て！さっきＴＰが絆創膏貼ったファミマがあるよ！
長谷川博己さんが着たのは右側。バベルの女優さんの夫が着た方は左側。
井戸。
帰りはケーブルカー、一択です。
また自転車漕いで、宿に返却して、行きは歩いて来た道がもう限界とバスに乗って岐阜駅まで。
昨日は岐阜駅で下見して買って帰ろうと言っていた土産も、もういい。
電車に乗って、本来の目的地、関ヶ原へ行くのです。乗り換えの駅で思わずパンをかぶりつきます。（誰？蕎麦買おうって言ったの。蕎麦じゃ登山はムリムリ！）
関ヶ原でもレンタサイクル。今度は電動自転車一択。足パンパンで漕ぎ出します。
「ここが、ふじおかひろし、てん」と歴史に疎い私はＴＰから三谷幸喜の大河ドラマで誰が演じたのかを教えてもらいながら、
駅の反対側で首塚。
何だか、家康が憎くなってくるのが不思議。
当時は山間の森だったり平原だったりしたかも知れない場所は、今は住宅街だったり田んぼだったりしています。
でも実際はどうだったんだろう？旅館とか食堂とかあったのかな？なかったのかな？本当に原っぱだったのかな？
とにかく、今はお米が育っています。（食べてみたい、関ヶ原米）
決戦地。
決戦地から見える農家の方の物置小屋。中でお弁当食べたり昼寝したりするのかしら？
なぜか、どこでもドア。
小学校だか中学校だかにある資料館に入って、
石田三成の陣へ（大河ドラマなら山本君とのこと）。はっきり言って、これまで人生でいしだみつなりと言う人名を口に出したことは無かったほどの歴史無知でも、この場に立つと、すっかり三成気分になります。憎き徳川。思わず「夏草や つわものどもが…」とつぶやくとＴＰが「それ違うよ、どこやったかな？とにかく関ヶ原じゃない」とか言っていますが、でも本当に夢の跡って感じ！
細川家の陣。（麒麟がくるなら、真島さん？）どんどん、徳川が憎らしくなってきます。
関ヶ原の記念館で昼ごはん。食堂は大混乱、一緒に頼んだお蕎麦だけが来ない！もう３０分も待ってるんですよ！アクリル板が倒れた！割れた！まだですか！阿鼻叫喚です。３０分待ってようやく届いたカレー。
旗なんか立てなくて良いから、すぐに出してくれよと言いたくなるけれど、カレーはホロホロと煮込んだお肉で美味しゅうございました（レトルト味）。
自転車で走り回った関ヶ原、無事に自転車を戻して。「あっ！ニンニク味噌、記念館と値段が違うんですか！」と思わず駅前の売店で声を出すと、店の方は申し訳なさそうに「そうなんですよー」と言うので「失敗した！」と言うと吹き出して笑って下さいます。だって１００円も高いもの買っちゃった、損した！
これで、何とか旅程は終えたかな。
電車を乗り換えて、名古屋駅から新幹線に乗って（ＴＰが買っておいてくれた格安チケットで）、
地下鉄に乗って、
いつもの我が家に到着です。旅もいいけど、家もいいね。マックスバリュで買った名古屋の味噌と、記念館で買った（１００円高い）にんにく味噌。
夜、ＴＰが実家に電話。「あのさあ、俺が子どもの頃に使いよった、飯ごうまだある？」あるそう。ＴＰママがＴＰがカブスカウト時代に使っていた飯ごうを今週送ってくれることになりました。どうやら週末は、キャンプに行くらしい。忙しい！
