宿のご主人から、朝ごはんは何時がいい?と聞かれて7時と答えます。6時55分に漫画を返しがてら降りると食堂がガラッと開いて、手招きしてくれます。TPがまだ降りていないけれど、ごはんを注いでくれちゃって、つい食べ始めてしまいます。「雨ですね」と言うと「雨だね」とのこと。おじさん、無口だけれど笑顔が可愛いい。やがてTPが降りてきて、もう食べ始めている私を見てプッと吹き出して笑っています。
鮭が特に美味しい!お世話になりました、と宿をチェックアウトします。ニコニコと見送ってくれるおじさん。「雨が小降りになって良かったね」と小さい声で言ってくれます。
泊まった民宿にはお風呂が無いらしく、すぐ裏手の旅館と提携して温泉だけ入ることができます。朝風呂。雨に打たれて露天風呂。私はうっかり朝、化粧をしてしまいました。生まれて初めて化粧したまま顔を洗わずに入浴。子どもの頃から温泉で絶対に化粧を落とさないおばさんたちを大勢見てきたけれど、まさか自分がそんなことをするだなんて。
下呂温泉はぐるりと山に囲まれています。何度もぐるりと見渡してみますが、やっぱり山に囲まれています。
8時20分の電車に乗って、
美濃太田駅へ。
多治見乗り換えで瑞浪という駅でまた乗り換え。
中津川へ。
11時40分着。西村京太郎ならどういうルートでここまで来るかな?
どうして中津川というところへ?バスに乗って馬籠という宿場町へ行くとのこと。
全部欲しいけれどぐっと我慢します。
苔、こんもりと。
ようこそ中津川へ 栗きんとん発祥の地。食べねば!
バスに乗って、
馬籠というところに到着します。
わくわく!
わくわく!
汗びっしょり!
暑い暑い!
避難、避難。
あら、素敵!
器も、味付けも、全て美味しゅうございました。
食欲を全開にさせて、おやき(小麦粉タイプ)を食べて、
坂を下って、五平餅(白玉粉タイプ)も食べて、
またバスに乗って中津川へ戻ります。
お土産物屋さんで、栗きんとん!1個2〜300円もする贅沢品、それだけの価値がありました!山栗のほろ苦さと香り、甘みが、ほんのひとかけらからも口いっぱいに広がって。TPと「うまー」「うまーー」と言って食べます。
電車に乗って、
名古屋で乗り換えて、
岐阜駅へ。
今日は岐阜泊まりだって。
え?2人で一泊6200円?安ーい!
窓から、岐阜市を眺めます。テレビではホークス対ロッテ戦、同点で延長というところでお出かけします。
TPは本当は、夜の鵜飼ツアーを予約してくれていましたが、残念、雨で川の水量が上がったらしく中止となってしまいました。
そこで商店街で、ろばた焼きの店へ。うまーい!顔、熱ーい!日本酒うまーい!うずら、鶏もも、しいたけ、日本酒、ビール、明方ハム、蟹クリーム春巻き、卵焼き、厚揚げ、豚キムチ巻、ししゃも、ジャガ天でお会計は3460円。安ーい!
大成功ー!
マックスバリュー!朝ごはんを買って、TPは2リットル入りのお茶を買って(私は水道水を飲めるタイプ、TPは自宅以外の水道水を飲むとお腹壊すタイプ)。宿に戻るとホークスが勝っていました。
ロッテファンTPがガッカリしながら、持参したノートパソコンで、このあたりのことを検索すると「岐阜城の金華山、歩いて登れるって…」「行く!一択っしょ!」「歩いて登るか?」「登る!登るっきゃないっしょ!」「行こう」
早く寝て、早く起きよう。旅行に来ると突然早寝早起きのひとに生まれ変わるのが不思議です。