かまち君

朝、6時頃に起きて、TPと散歩に出かけます。

四万温泉って、本当にいい場所だ。

昨日見た滝を、もう一度見ます。

夕べ、ひと晩中聞こえていたドードドドドドーッの轟音も、澄んだ水の流れで。大雨のような音だった。

戻ってきて、朝風呂にちゃぽんと浸かります。二度寝しようとしていた部屋の布団は、もう片付けられていました。

朝ごはんです。普段、これほどの品数を揃えるなんて夢のまた夢。ひと皿ずつ味が違うのがいいと思いました。食感も違うし。

レンタカーで、高崎駅まで。返却して、美術館前の銅像に「久しぶりです」と挨拶。

TPが、山田かまち美術館に行きたいと言います。

バスに乗って、行ってみます。入館料200円。

かまち君は確かに、ある世代のなにかを救ってくれていると思う。同時に幼少期に神童あつかいされた後遺症はなかったのかとか考えたり、それでも本人は描きたくて描いている、書きたくて書いているその世界に、胸を打たれます。そして、生きよう!と明るく思います。

帰りのバスを待つ間に、近くのレストランでピザと、

パスタを注文して、食べて、おいしい。食べられるしあわせ。バスに乗って駅まで戻って、

電車に乗って、いつもの古いアパートに帰ります。ぐうぐう眠って、お隣の男子高校生と、お互いに眠たすぎて肩で支え合っていたであろう肩のしびれ、お互いに。

この旅行中に読んだ本。

食べられるしあわせ、自分で食べたいものをこの手で作ることができるしあわせ。明日はランチの予定が入っているので、TPの分だけ弁当を作ります。晩ごはんは豚の甘辛煮。小旅行。どこかに移動するって、たのしい。