能面のTP、門の決心

土曜日。今日はTPが足指骨折の具合を確かめに病院へ行く日。今回は職場復帰に向けて、復職大丈夫の診断書をもらって来いとの司令が来ているらしい。どういうわけか、付添で、一緒に電車に乗って病院まで。

一応、私もおしごとがまだまだ、まだあるので、ドトールで。何とか月初仕事を収めます。

診察を終えたTPに、どうやった?と聞くと、能面になっています。「とりあえず、ランチ行こう」

ランチに行った店が、ヤンヤヤンヤと賑やか!小籠包が食べ放題!能面だったTPも、血色が戻ってきます。

どうやら、3月いっぱいは職場復帰できないと言われたそう。

だって、一日8時間くらい立ちっぱなしのしごとで、歩いたり走ったり階段上がったりするから。

それを聞いたTPは、休日続いてうれしいよりは、これ以上休みをもらうのは苦痛だと思ったのでしょうか?

どちらにしても、私は保湿的なものを買いたくて、TPの話しを聞きながら薬局へ。(試供品を試して、目にしみるので何も買わずに出る)

 

私は決意しました。「わかった。TPは、しごと辞めてもどっちでもいい。とにかく私は、シナリオを勉強する」驚くTP。そして、何で?何でそうなった?と言うTP。

紀伊國屋書店へ。早速、シナリオライターになるための本を買います。「この一冊を読み通して、脚本家になるわ」紀伊國屋書店の階段を降りながらTPが突然、膝から崩れ落ちるように笑っています。「ひとつだけ聞いていい?何で?いつ、そんな自信つけたと?」どこで私がそうなったのかが理解できない様子。だってほら、20年以上TPから毎年何百本の映画を観せられ続けてきたやん?だから。


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私リクエストで借りたDVDを観ます。あったかいお話し。全部がシナリオのためのように思える。TPが職場復帰できないとなると.......私だって辞めたいんだから.........やるっきゃない!そんなことはどっちでも良い。まずは今日買った本を全部読み通すこと。

 

 

家にいるひと

月初ギュウギュウだから、在宅勤務。まだ始業時間になる前、うんと早く、髪振り乱してろうどう開始です。

どうしてでしょう?うちには、足指を骨折しているひとがいて、遠慮がちに「ランチどうする?」などと聞いてきます。

あ、そうやった、ごめんごめん、家にTPがいるんだった!それならと、滅多に行けないような歩いて行けるところの、評判のよい中華料理屋さんへ、初めて行ってみます。

おいしっ。おいしすぎる。材料のひとつひとつが、ぜいたく過ぎる。それなのに1000円以下。

大満足で帰ります。(TPには量が足りなかったらしい)

 

今日やるべきことは何とか残業してやり終えた、それでもやり残したことは明日にサービス残業でやってやります。

晩ごはんは明太マヨパスタ。

そして、夜は、このところ毎日大切に見ている韓国ドラマ「また!?オ・ヘヨン」を観ます。「私のおじさん」と「私の解放日誌」の同じ脚本家、パク・ヘヨンさんです。最初は馬鹿らしいほどのコメディかと思っていたら、どんどん、深く、魅力的に。うれしい。

新しい友だち

元隣席のKさんから聞いた話し。婚活で、お相手の条件に、年齢と年収を掛け合わせているひとがいるそう。例えば、30歳なら600万円、35歳なら700万円、40歳なら800万円。大笑いします。そしてお昼はKちゃんとランチ。Kちゃんおすすめのお店へ。

飲み会などでお店に移動するときに、毎回Kちゃん担当をつけられるのが腑に落ちないと教えてくれます。「私、毎日ひとりで出勤しているんですよ。行きたいところには自分で行ける。どうしても車椅子じゃ上がれない階段とかあるお店でも、お店のひとに声をかけて手伝ってもらうことができる」と言うのでハッとして「確かに!子供じゃないもんね。はじめてのおつかいじゃないんだから」と言って、ふたりで大笑いすると「笑ってもらえてうれしい」とのこと。笑ったら胸がキューンとうれしくなります。他にも、ある会議で、まずはそれぞれの週末のできごとなどを話す際に、友達と久しぶりに会って楽しかったと報告すると、ほほえましい、心が洗われるわーとか言われるのに、うーん?となっていることなど。

バスに乗って帰る道、Kちゃんとおしゃべりするこの時間が、とってもしあわせだと思い返します。人生で、新しい友だちができたのかな?というくらい、リラックスしておしゃべりして、笑います。Kちゃんも楽しそうで、私も楽しい。うふふ、あはは、ふふ!

まさみ

美容院へ。白髪が!ボブにしようと伸ばしていたけれどジムシィ寄りになってきたので、長澤まさみちゃんにしてもらうつもり。

美容師のUさん、五十肩が治らないのでお客さんの勧めで気功治療に行ったそう。「結果として、半分。半分だけよくなったかなって感じ」そして、アルカリ浄水器とやらを導入したら、ごはんも味噌汁も全然違う、すごく良いとのこと。うちのアパートでは台所に置けそうにないので、今日も我が家は東京水一択です。

安いお弁当屋さんで弁当を買って、

昼ごはんです。帰ってきた私を見た骨折くん「かわいい」ですって!そう?まさみ、嬉しい。

夜、鶏手羽スープ。手で掴んでムシャムシャ食べます。おいしいったらない!

居場所

都会。朝早めに出勤。やることいっぱい、めいっぱい。

それでも、ちょっとずつ、地獄から抜け出しているのを感じる。業務過多の過多のところを荷降ろししたから。

退職者を囲んでのランチ。昨日と同じ店、でも昨日来たとは言わずにみんなでランチします。「キャリアプラン」とか「高級婚約指輪で、奥さんになるひとには女子会でマウント取ってほしい」とか「北米あたりで」などと、田舎の山猿にとっては目をパチクリするしかないような話題満載ですが、意外にも、平気で質問したりして山猿のままで平気で会話しています(本人談)。ワイは猿や。家に帰ると、ポストにJ先輩からのお手紙!胸がぎゅっとなって、うれしくて、あらためてJ先輩に心でお礼を言います。J便が届いてから、明らかに、地獄の蓋が開いた、そう思っています。

 

夜、まずは私の書いた物語を、コンクール受付サイトにアップロードして受付完了します。次に、TPが書いた物語を、別のコンクール受付サイトにアップロードして受付完了します。はっきり言って、私は物語を書いている間、安心しているような、安心しているとすら思っていないような、自分だけの居場所に居たと思います。TPも楽しそうでした。だから、また書いてみたい。次は、キャンプ好きな夫婦の物語。物語?それともただの日記?どっちでも良いな。

時代に関するメモ

K&Mとの月イチ定例ランチ。ものすごくショックだったのは、Mさんが退職を決めたそう。どうして?と尋ねると「飽きちゃった」とのこと。

あと2ヶ月、月1回とは言わず、何度もランチしようと言い合います。そして、私より年下の彼女たちの話題は、婚活。

 

メモ。私よりうんと年下の女性たちは、職場で平気で「生理」の話題を出している。男性社員が、昨日体調悪かったんだって?大丈夫?と言うと「大丈夫です、月イチのアレなんで心配しないでください」とか、「あー眠たい。生理だからかな」とか。私はその度に、「時代」と心の中でつぶやき、その移り変わりに、ジーンとします。

 

もうひとつメモ。婚活アプリ、マッチングアプリ、婚活パーティーでパートナーを探しているひとが本当に多い。あっちもこっちも。その話題でも、彼には飲み会って言って婚活してるとか、結局身体だけの関係で終わった、またかーなどと口に出している。「時代」。ジーン。

がんばりました

朝、TPの書いたものを読みます。読む前は「私の書いたものを、幼稚と言い切ったな。覚悟しとけよ」と読み始めたところ、TPの書いたものの方がはるかに大人で、苦しみもあり、登場人物もそれぞれ彩りがあり、深いものに思えます。

面白くて安心しました。夫の書いたものがつまらなかったらガッカリしたでしょう。そして私の出番。パソコン入力です。TPも入力はできるけれど、わたくしの方が圧倒的にスピードが早いから、コーヒーもおごってもらって入力し続けます。

 

気がつけば夜。今日はもうごはんも食べずに眠っちゃおう。TPはインスタントのカップ焼きそばなどを食べている様子。よくがんばりました、お互いに。