東京物語

私のお父ちゃんが、ついに上京しました。これから最短でも一年間は、前職場の下請け会社で働くのです。知り合いの知り合いの会計士さんが買った会社が、やっぱり会計士の片手間では無理と、父にお鉢が回って来ました。新宿から30分のところ、駅から歩いて8分。実際は東京物語杉村春子の心境ですが、がんばって紀子になり、父を新宿へ迎えに行きました。京王線に乗って近くまで一緒に歩き、会社が見える手前で「もうわかるね」と別れたところ、父はズンズンと違う方向へ歩いて行ってしまいます。久々の猛ダッシュで追いかけ、「おとーうさーん!」と叫んで呼び戻します。先が心配。お昼に軽く食べた肉うどんで、「何の肉か?これは・・・」九州では肉といえば牛ですが、東京では豚。早速、文化の違いという洗礼を受けていました。


アマゾンで注文したものが2つ届きました。

アルコールを毎日飲むからには、しっかり勉強しておきましょう。恐ろしさを心に刻んで、その上でビールをグビッ。


谷内六郎カレンダー 2009 ([カレンダー])18〜9歳の頃でしょうか、本屋でHちゃんと見つけて、古めかしい絵に初めは冗談半分で買ってみたところ、氣がつけば二人して毎年のように購入しているカレンダー。めくる楽しみが満載の、素晴らしいカレンダーです。


「やっぱり、娘の近くにいたいのねぇ〜」と親戚たちは冷やかします。父の後ろ姿は、すっかりお爺ちゃんで、別れる時はどうしても涙ぐんでしまいます。