日曜日を吸い尽くせ！

今日のお相撲会場には海老蔵さんが。誰よりも存在感があってそこばかり見てしまうほど。今朝は早く起きて、前の日から用意しておいた卵サンドを食べて、ＴＰと新宿へ映画を観に行きました。たっぷり堪能した後で直行で帰ってテレビの前を陣取って、優勝争いを拍手しながら応援しました。千秋楽！

Ost: I'm So Excited

アイム・ソー・エキサイテッド！アルモドバル監督の新作は、上質なタブーを全身全霊で描いたコメディー。大笑いしながら、この品の良い倒錯的な世界を誰におすすめしたら良いかわからない、そんな映画。映画が終わると速攻で席を立った人が半分、最後までうっとりしていた人たちが半分。人生の辛酸と甘いところと辛いところと圧倒的な美醜を舐め尽くした人が撮る映画は、あらゆるところに何かのセンスが凝縮していました。

La Migliore offerta (The Best Offer)

鑑定士と顔のない依頼人。映画２本目はジュゼッペ・トルナトーレ監督。あぁ、最後の最後まですごく素敵だったのに！オチに向かって直進し過ぎてる〜、地団駄を踏んで悔しくなります。それでも、映画館を出たときに若者が「結局、おじいさんが◯◯されて◯◯ってだけの話しでしょ〜」と次の回を観る人たちがいるのに大きな声で喋っているので、軽く睨みつけてみます。悪口を言われたら全力でかばいたくなる映画。

ケンタとジュンとカヨちゃんの国 [DVD]

ケンタとジュンとカヨちゃんの国。晩ご飯の後でＤＶＤを観ました。何かの一貫性を持って、社会がずっぽり抜け落ちたような物語、その狭い世界がもたらしたものはヒーリング効果、お坊ちゃんの庭遊びのような優雅さがありました。

朝イチの映画館ではＷアンノ夫妻をお見かけし、昼の中華ではハリセン春菜ちゃんとお隣りで、何だか変な一日。映画を３本も観てさらに不思議な一日、時空がゆがんだみたい。お休みを吸い尽くしたみたいです。