3回目の小姑

monna88882015-10-12

朝ごはんは、昨日の卵サンドが余っていたのでギュッとフライパンに押しつけてホットサンドにしました。大人4人が狭い部屋に、寝ぼけまなこでテーブルを囲んでいるのは結構シュールです。

弟夫婦は新宿へお土産を買いに行くと出かけました。「昼ご飯は食べて来るけん」とのこと。しばらくしてTPが「ってことは、俺ら、外に出れんってこと?」と言います。そうか、彼らは鍵を持っていないから、何時に帰ってくるかわからない弟夫婦を家でジッと待っていなくてはならないってことか。あわてて弟の携帯に電話をすると、部屋の中で携帯電話の着信音が鳴りました。それならばとメールすると、部屋の中でスマホの着信音が鳴りました。弟め!

貴重な休日を家の中でジッとしているのもシャクなので、あれこれと考えた末、玄関ドアに「14時前には帰ります」と張り紙をして、TPと外へお出かけします。買い物をして、町田屋でラーメンを食べて、家に戻ると張り紙はそのままでした。まだ帰っていないんだ、弟め!

日が傾きかける頃、弟夫婦が戻ってきました。夜の飛行機まで時間があるとのこと。氣がつけば弟はグウグウ昼寝をしています。お嫁ちゃんは氣をつかってくれているのか、しばらくは私たちと会話をしていましたが、やがて彼女もお昼寝。私もお昼寝。ロッテファンのTPはCS第一戦をテレビで観ています。のどかな休日。

起きてみるともうそろそろ彼らは出発しなければいけない時間。お茶をペットボトルに入れて持たせます。TPが「今夜からここで寝ていいわけね?」弟夫婦の滞在中、ずっと貸していたベッドを指差して言うと、弟は「くつろぎ過ぎてすみません」まるでふたりの部屋のようにくつろいでいたことを詫びられて、みんなで大笑いしました。わざわざ来てくれてありがとう、楽しかったよ、そう言って見送るふたりの背中は、これから新しい生活が続いて行くことが楽しそうで、キラキラとしていました。このところ珍しく朝、晩とお客様向け料理を作っていたので、晩ご飯は焼きそばです。大分のお義母さんは、私たちが帰省するたびにいつもこんな風に朝晩の料理を作ってくれていたんだと思うと、あらためて頭が下がります。テレビを観ていてもあたしと弟が同じところで揃って爆笑するものだから、お嫁ちゃんは「すごいなー、さすが兄弟やなー、同じところで笑いよる」と嬉しそうにしていたのが私も嬉しかった。今度こそ長いお付き合いになると良いのだけれど。バツ2の弟には3度目の正直で。3回目の小姑にもどうぞ3度目の正直で。あたしには思いがけず、3人目の妹ができました。