手提げ水筒ふたつ

monna88882016-07-26

朝、TPから障害者の人たちが入っている施設で、大量殺人があったらしいと言われて、ねぼけまなこで起きます。その犯人がたとえ何十人殺そうとも、殺された人たちの魂は崇高のままだ!と強く思いながら、渋々お仕事に取りかかります。自宅勤務の日。めくらめっぽうに働いて昨日ランチに誘ってくれた女性にお礼のメッセージを送って、パソコンを閉じます。

夜、晩ごはんを準備しているとTPパパから電話がありました。「門ちゃん?・・・都知事選やなぁ。。誰に入れるん?」とのこと。やっぱり門ちゃんは女やけぇ、ジャンヌダルクに入れるやろ?と言われて、悩んでいるんですよ!数日前までそうしようと思っていたんですけど、何だか嘘つきみたいに思えて。犬の名前がソウリですって!などとお喋りします。

彼女の政策の多様さに圧倒されていたので、選ばないのも嘘のように思っていましたが、すぐには取り仕切ることができないような人でも、権力のあるところに所属していない人を選んだ方がいいんじゃないかとも思っていますと答えます。私は少女の頃からゴリゴリの反原発派で、当時から建設業の関係で自民党を推していた父とも大げんかをしたっけ。あえて、その氣持ちを外に出して発散させたくないだけ。全部が自分にも責任があると思っているだけです。

少女の頃から学校の先生たちの中でも、ただの生徒の私たちをまるで大人のように対等に接してくれていた先生たちや、学歴でイジメに合っていた先生たちほど、雑談の中で原発に賛成している人たちの己の利権だけの世界について、チラッとだけ語っていたりしたっけ。派閥争いでハブられて、実験室とか、勝手口とかに座席を移動させられていた先生たちが何人もいたっけ。彼らはいつも何かをあきらめたようなニコニコ笑顔だったっけ。思えば、学生運動の名残があったのかも知れない時代。その後の何かを引き継いだ世代だった先生たちです。


夜、弟夫婦から荷物が届いたので開けてみると、何とまぁ、スタバの水筒がふたつも入っていました。先日、泊まったお礼だそう。


そうだった、弟のお嫁さんがスタバのカラフルな水筒を見せてくれて「数日間悩んだけど思い切って買って。中が洗えて便利で、一杯無料やし、かえってお得やなぁ?」などと弟に同意を求めるように見せてくれた水筒。今年のバージョンは手提げ部分もついているそう。映画を観に行くときや旅行のときに便利そう、私も買おうかな〜などと話していたものが、今目の前に2つも。添えられていたお嫁さんからの手紙や、私への缶ビール数本、絶妙なタイミングにTPは「氣が効いとうね。これか、これが3回結婚できる秘訣か!マメさか〜」などとあきれたように感心しています。そうかも知れない。これまで何人もの新しい彼女たちが時期を重ねつつ、複雑な織物のように現れては消え、さらに重なって3回の結婚に至った人は、性格がマメなのかも知れません。水筒は2本あるので、TPにお願いして半分で開くところを交換してもらいました。交換した方が色が好きだったので。今度からお休みの日にはきっと、スタバの水筒を手首からぶら下げて歩いていることでしょう。きっとご機嫌です。