ちこちゃんへのプレゼント

平日の定休日。久しぶりに、TPの出勤に合わせて一緒に駅まで歩きます。片道15分、帰りはスーパーに寄って、乾燥キクラゲ500グラム(1100円くらい)や、唐辛子100グラム(300円くらい)や、天かすや黒胡椒などを買って帰ります。

 

パソコンを開くと母からメール・・・「コロナは困ったですねー福岡は落ち着いています😁お父さん可哀想です、まだ治りません😱首回りまるで、アルマジロの様です😭薄くなったり、したと思えば又ひどく成ります😱まだ近くに皮膚科が何軒か有りますので、全部行って見たらと言っています😢内科ではないと言われたそうです😅」

 

どうやら父は原因不明の皮膚の炎症が悪化して、ボコボコになっているらしい。アルマジロって…たまらない氣持ちになります。

 

一方、脱毛しても脱毛してもまたうっすらと生えてくる鼻の下、口まわりの産毛が氣になってきたので新橋駅近くの皮膚科に電話をしてみます。今日の夕方、16時過ぎの予約が取れたので嬉しくなります。同時に、2ヶ月ほど前にアレ?と思ったこと、自分でも氣に入っていた、唇の右下のほくろが薄くなっています。ほくろから生える毛もレーザー脱毛していましたが、ほくろも薄くなってしまうようです。シミ消し効果と同じなのかしら。がっかり。どちらにしても、私は口周りやほっぺた、おでこや目元を、どういうわけかよくペタペタと触る癖があるのか、特に口周りに産毛が生えること(元は産毛よりも濃い、さすがにヒゲでは無いけれど、濃い産毛)が氣になって仕方ないので、脱毛しておきたいのです。

 

それはさておき、母の誕生日が近いので、京王百貨店に「アヴェダのパドルブラシ」を買いに出かけます。ブラシともうひとつ何か商品を購入すると、ブラシに名入れをしてくれるというので。

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私はアヴェダのパドルブラシを伊勢丹だか三越だかで買ったけれど、京王の方がとても親切でいいお店だった、母への贈り物だと伝えると一緒になって熱心に商品を探してくれた。母へのプレゼントのパドルブラシには「Cicochan」と入れてもらいます。亡くなった母方の祖母はいつも母のことを、ちこちゃんと呼んでいたので。

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そのアヴェダのショップの女性が、私の髪の毛をとても誉めてくださったので、うれしくなります。「とてもツヤツヤですね、何か特別なお手入れされているんですか?」と。サービストークにしたってとってもうれしい、私は髪の毛に自信が無いので、アヴェダのパドルブラシで毎日梳いているだけで、本当はもっとボッサボサだったんです、でも美容室で勧められてなどと得意げに話したりします。いや違う、パッサパサ、そう言えばよかった、ボッサボサじゃなくてパッサパサだったな。そのまま電車に乗って新橋駅まで。どうして景色を観たいのに、電車の乗降口のドアには広告のシールが貼ってあるんだろうといつも悔しくなります。必ず背伸びして景色を眺めます。ここ20年で3センチ伸びた身長を活かして。

 

脱毛の予約時間にはまだ時間があるので、新橋駅の歴史的な建物にある、前に一度入ったけれど氣遅れしてすぐに出てきてしまった蝶番屋さんに、もう一度、「見せていただいてもいいですか?」と言って快く招き入れてもらいます。店内をたっぷりと見学して、打ち込み式の楔を2個買います。1個400円。

 

まだたっぷり時間はあるけれど、早めに皮膚科に入って、雑誌を読みながら順番を待ちます。今日は口周り、そして腋のしたにもヒョロっと生えている産毛みたいなものを脱毛、珍しくこの後も予約が無くてまだ時間があると言うので(コロちゃん?)、そうだ!(大きい声では言えないけれど乳輪を)新しい箇所の脱毛をお願いします。右に1本、左に3本ありますねとのこと、ふらりふらりと風来坊4人、ショットでパチっと4回打ってもらいます。それとは別に、確か膝下にも風来坊がいたと思ってお願いしましたが、今日はどう目をこらしても不在でした。なので、膝下は4回で完了かも知れません。両ワキは、4〜5回くらいで十分だけれど、後から後から産毛たちが数本、ふわふわと生えてくるので不思議。今日もまたつるつるになって、幸せになって電車に乗って帰宅します。しあわせ、平日の休日。ちこちゃん、じゃない、母がパドルブラシを喜んでくれるかどうかは誰にもわかりません。ちこちゃんはとっても変わったひとだから。

(備忘:レーザー脱毛履歴→両ワキ:9、膝下:4、口周り:7、VI:1、乳輪:1)

嵐電 [Blu-ray]

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  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: Blu-ray
 

DVDで映画を観ます。鈴木卓爾監督。もうずいぶん前、たまたまご本人に私もTPも接する機会がありました。具体的には、私は銀座の映画館のお手洗いの前ですれ違って目が合ったけれど挨拶できなかったと別の機会に伝えると「あっ、あのときのひとは門◯さんでしたか〜」とお返事をもらっただけのこと。TPは自分が作った自主映画を鈴木卓爾さんが誉めてくださっただけのこと。それだけのことで、今でも「鈴木さんって・・・本当にいいひと」と我が家の話題にのぼっています。(ただのいいひとじゃなくて、とても魅力的な方)それは、何の履歴書も出どころもわからないただの学生あがりのフリーターだった私やTPを、普通にひとりの人間として会話してくれたことから、ひとをひととして見ている方だとは思っていましたが、今回の映画でも、人が隅々まで人として描かれているので嬉しくなります。そして、映画はどんどんへんてこりんに転がって、転がりきって行きました。最後の方は、何の映画を観ているんだかわからなくなって行きました。