在宅で、修行を重ねようと思っても。涙がダーダー流れますが、それはさておき。世の中の常として、大方のひとが親を途中で失う、もしくは最初から親がいないと思うけれど、親を失ってもなお、よく世の中の人たちが生きているなと改めて尊敬します。ただし、今私はホヤホヤだからそう思うだけで、失ってみたら「そんなの、大したこと無い」とか思ったりするのかも知れません。それでも、涙流しっぱなしでも誰にもばれないのだから、全部を流しておきます。
仕事を終えて父に電話。「もう帰ったんか」「いや、今日は在宅よ」「…」喋るのも、きつそう。ホスピスとか、介護用ベッドとか話題に出て。とにかく、退院したらしい。「匙を、ポーンと投げられた」とのこと。6万円払ったと言っています。「踏み倒したら良かったのに」と冗談を言うと「本当よ、手術するって言って、失敗したからお代はいただきませんとか言うかなと思ったけど」お医者さんたちも、こういうひとたちがたくさんいて、大変だろうな。よくよく尋ねてみると、開腹したのではなく、穴をいくつか開けてロボット手術しようとしたけれど手遅れだった、みたいです。
夜、TPに何が食べたい?何でもいい、今一番食べたいものは?と尋ねると、鶏南蛮、そんなのできんよね、聞かれたけん答えただけとのこと。よっしゃ。冷蔵庫にある豚肉と、ナスとピーマンを揚げてみましょう、そして、つゆをたっぷりかけて天丼にしましょう。おいしいったらないでしょう。
鬼滅の、アニメを全部見た後でテレビで録画しておいた映画版を観ます。アニメのすべてが集約されていて、昇華された映画、これを、小学生とかが観て受け止めていたならまだまだ希望はある、と感じながら。面白いとか感動するとかを超えて、とにかく笑える、人生はコメディーで乗り越えられると言っているような、そんな、鬼滅。