五重塔先輩

地域クーポンを使える店があまり無いものだから、何とか使い切ってしまわねば!と夕べの晩ごはん用に買っておいたお弁当を、食欲がなかったものだから、今朝の朝ごはんにします。チーズがひときれあったら(あったら)TPと門とで半分こ!

インスタント味噌汁を添えて、はんぶんこで十分やねとか言いながら。仲良し中年夫婦。

今日は、宿泊先から歩いてすぐ近くの「東寺」というところへ行くらしい。そして、今日は新幹線に乗って帰るらしい。

旅が終わる?

本当に?

東寺、来てよかった!五重塔の迫力、想像以上にでっっかくて、どーーんとしています。はっきり言って、私は東寺のファンになりました。

遠くから見ても美しいフォルム。何度も雷による火災で焼失し、その度に建て直され、地震でも倒れずに、スカイツリーの設計にも参考にされたそう。五重塔の人生に比べたら、私のたった◯十年の人生なんて、まだまだ!

京都であちこちに置いてある消火用バケツは真っ赤です。見かけたら買って帰りたいほどの。

東寺を堪能して、ホテルに戻ります。今回の宿泊先には、どこにでもコーヒーメーカーが設置されていましたが、その全てが同じ機種、ジョージア勢が京都では主力らしい、そしてこのコーヒーメーカーが、おいしいのです。

リュックを京都駅のコインロッカーに預けて(とにかく旅行者が多いので、コインロッカーの空きすら探すのが大変!ものすごいひと、ひと、ひと!!!)、まさかの旅行の最初の方に見かけた、マルシン飯店へ行ってみます。どうやら地元で人気だそうなので。

30分ほど開店を待って、一巡目で店に入ることができます(マルシン飯店に向かう前に、早まる気持ちを抑えられずに私が横断歩道を走って渡った際、たまたま追い抜いた家族は、二巡目で30分待ちになっていました、ちょっと申し訳ない)

メニュー、全部おいしそう!

私は、水(すい)一択です!水餃子が大好き。

大人気だという天津飯も注文。

焼きも。

あー、おいしかった!

旅の終わりは、京都タワーへ。

無料で開放されている双眼鏡で、東西南北、あっちこっちを眺めて、あそこも行った、ここも行ったと興奮します。

目と目で通じ合って。

双眼鏡は何台も設置されているので、TPとお互いに見せたいものにピントを合わせておいて見せ合います。TPがこっちこっちと呼んだ双眼鏡を覗くと、朝行ったばかりの東寺。私がこっちこっちと呼んで見せた双眼鏡には、昨日泊ったホテル、TPはくだらねーと言って大笑い。ふふふ、ウケたぜ。

かわいいかわいい京都タワーさん、さようなら、ありがとう。

私はまだ職場へのお土産を買っておらず、京都駅で、新幹線の時間まで「新幹線の改札で15分後に待ち合わせね!」と言ったつもりが、人の多さでTPにうまく伝わらず、551肉まんを買いに行ったTPとすれ違い事件が勃発、いよいよ新幹線の出発5分前に、私はTPを探すことを諦めて、適当な場所で立っていることにしました。やがて、汗だくでTPが走って来る姿。人生で何度もはぐれたけれど、TPはどういうわけか私を必ず見つけ出してくれるので、この作戦が一番だな。

時間がない中、新幹線のホームでTPはカルネを買っています。鴨川デルタで食べたカルネ。家に帰っておやつにしましょう。新幹線というものは、本当にあっと言う間。あっと言う間に、浮かれたような旅を現実に引き戻してしまいます。ふぅ、明日からまたしごとか。おまんま食べるために労働者は労働の再開。生きるってこういうこと?