真偽の程はさておき

あっちー。木陰だけが救いです。

銀河鉄道の父」と同じ作者の小説を読み終えます。最後の方の、P414にしびれます。思わず、バスの中で立ち上がりそうになります。

金吾は維新の第一世代である。(中略)すなわち金吾にとっては国家のほうが年下なので、文字どおり、最初のうちは赤んぼうにしか見えなかったろう。

そうか、そういう考え方もあるのか。令和なんて、今のつとめさきなんて、私にとっては赤んぼうもいいとこ!どうりで子守が大変だと思ったよ!要するに「東京駅」を作った金吾についての、痛快な小説です。真偽の程はさておき、言うなれば司馬遼太郎節の作家で、他の作品も続けて読んでみたい。

そんなことはさておき、同じ部署のNちゃんとランチ。Nちゃんは、上司に物申したいと会議を開いたものの、自分の思いが溢れすぎて、ギャン泣きして、恥ずかしくてたまらない!と言うので、後でふたりで大笑いしたひと。でも、彼女がギャン泣きしてくれたお陰で、パワーを最大限に活用したハラスメント的なことは激減したのも事実。一部の、いい加減すぎるお客さんたちのことについて、やだねーとか、全然応援したくないとか言って笑います。たまにはいいでしょう?本人たちには聞こえていないんだし。

帰りのバスで、私は提灯形のタクシーランプが好きなのだけれど、提灯を見つけられず。

家に帰って、毎日録画してある徹子の部屋を観ます。クラリネット奏者の北村英治さん、その軽やかで甘い味がするほどの演奏と、彼の作る料理の写真、語り口の愛情深さに、うっとりします。(まさかの94歳!?)

晩ごはんは、さっと昨日の残り物で。あーあ、どうしてでしょう?一日たりとも、突発的な急用とか今の今対応せねばならない切羽詰まった依頼がない日がないっていうのが、ふしぎな、サラリーマン生活です。