ありがとうを覚えた日

己のミス発覚でたっぷり落ち込んだ翌日に、出勤。あえて、午後までそのミスを報告せずに、飛び込み続ける緊急案件に対応し続けてみました。

そして、上長からの急なお願いにも対応したところ、思いの他、感激してくれます。その分野だけで、私の強みがあるところ。そこからも会議、会議。その後で、なるべくさりげなく「経理から指摘されて。。。」と己のミスを告白し、原因を伝え、今後の対応についてまとめて報告します。「あー...こちらこそ、ちゃんと金額チェックできておらず、すみません」と言ってくれます。本当にごめんなさい、私だって、あらゆる降りかかる業務をミスなくこなしたいのに、本当に、謝らせてしまってごめんなさい。もう一生、このてのミスはしない。わかった。腹落ちした。上司が、かばってくれたことだけで、J便から風向きが変わった私の人生、生きる価値が、わかりました。ミスは誰でもする。でも、その後の対応が、肝心。

あー、やばかった。地獄にまた落ちるかと思った。でもMちゃんにメールして吐き出したり、先日のプチ同窓会のことを思い出して、絶対に「何てことない」と思おうとした。家に帰って、ブラタモリの録画を観ます。

私が3歳のときに、父方の祖母の友人が、私を遊びに連れて行ってくれた神社が出てきました。その神社で、祖母の友人は、私に「コメッコ」というお菓子を買ってくれました。石段に座って食べようと言われて、座ったところ「ありがとうは?」と言うので、びっくりして反射的に「ありがとう」と言った思い出があります。親や祖父母以外のひとに何かを急に与えてもらって、こちら望んでいないものでも、与えた側から「ありがとう」を求められる世の中だとは知らなかったのです。そういう思い出。でも、大切な思い出。コメッコを買ってくれたUさんからは、その後、数回会って、今でも影響をあれこれ受けています。ということで、ブラタモリ、最高です。

昨夜は己のミスでこの世の終わり的に落ち込んだけれど、今日は少しだけ回復して、TPが私の留守中に録画しておいてくれた、劇場版赤毛のアンを観ます。あーー、やっぱりいい。

それはさておき、晩ごはんは豚肉とチンゲンサイの煮物と、カツとじ丼です。