熱量

朝、駅の構内で倒れている男性がいました。すぐそばに、駅員さんが立っていて、担架を待っている様子。これが、二十年ほど前の九州なら人の輪が出来ていたかと思いますが、現在はどうなんだろう?初めて上京したときに、反対側の道路で倒れているひとの横をたくさんのひとが素通りしていた光景は忘れられません。

一方、たまに来る人は昨日も今日も来ません。思えば、最初から「緊急入院しました」「入院が長引いて」「今、駅の救護室で」「今日も熱が下がらず」「夕べ救急病院に搬送されて」などと緊急事態を報告する熱量が高く「ベンチで休んでいます」「腹痛が収まらず」のチャットでの報告にも、もう誰も返信せず、スタンプもつけません、かける言葉ももう見当たりません。来たり来なかったりを受け止める方も「もう、さすがに」と言い始めました。残業で晩ごはんはコンビニのお弁当です。