TPの味方

2020年、あけましておめでとうございます。年賀状にもそう書いて投函したものの、ポストを覗いて年賀状を取り出して、どういうわけか京都の伯父伯母に出すのを忘れていたことにハッとして、あわてて書いて投函します。元旦に届く年賀状は、とてもうれしい。私が昨日書いた年賀状は、元旦には届くはずもないのだけれど。

 

こたつに入ってゴロゴロしながらお笑いの番組を続けて録画しながら観て(四千頭身は必須で)、今日は何も生産的なことはすまいと決めます。

 

一日、テレビを録画したり録画したものを見て笑ったり見直してまた大笑いしたりしていた私とは真逆に、仕事から戻ってきたTPが、「今日は人生で2番めくらいに辛い一日やった」と言うのでテレビを消して話しを聞きます。今日も例のパワハラ野郎からイジメのような、TPひとりだけが仕事のアシスタントを奪われただけでなく、同僚と3人並んでいた場面であえてTP以外の2人だけをランチに誘うという姑息な手段を取られて、ランチ後に「まだ終わってないのー!?」とか言う下品の極みな反撃を受けたことを、淡々と話してくれました。その話しを聞いていると、こちらは頭に来すぎて、今からそいつを、これからそいつを殴りに行こうかと興奮してたまらない氣持ちになります。TPはただ、パワハラ上司にパワハラすんな!と訴えただけなのに。何よりも悲しかったこととして、同僚たちは「TPは正しい」と個別では言ってくれるものの、パワハラ野郎の前では愛想笑いをしたりTPに対しても腫れ物に触るような態度だったように感じたそう。傷ついているときは、そう感じがちです。それよりも落ち着け私。「やい!パワハラ野郎!出てこいや!」録画していたRIZINを観ていたから余計にそんなテンションになります。落ち着け、門。今の私にできることは・・・念力で、パワハラ野郎の「罪悪感」の蛇口を全開にすることだけ!罪悪感にさいなまれて、苦しめ〜パワハラ野郎!

 

ところで晩ごはんは、大分のTPママから送ってもらったお餅で、お雑煮。そしてハムやらだし巻き玉子やらを切って詰めただけの簡単おせち。かわいそうなTP。私はTPの味方です。

年賀状を送る

朝起きて、昨日作った年賀状のデータをセブンイレブンネットプリントにアップロードして、番号を控えて、お布団を次々と洗濯機で丸洗いしながら掃除機をかけて、洗い上がった洗濯物を干して、また洗って、干します。

 

セブンイレブンに行ってネットプリントを済ませて、家に帰って年賀状を書きます。あれ?いつの間にあのひとから年賀状が届かなくなったんだろう?あら?このひとはもう年賀状を送らない方がいいんじゃないかしらん?身内が亡くなったと喪中葉書をいただいたひとも、結婚したひとも、お子さんが生まれたひとも、離婚して名字が変わったひとも、離婚しても名字を変えないひとも、離婚したら連絡が取れなくなったひとも、結婚したと書いてあった翌年に連絡が途絶えたひとも、思い出したように年賀状をくれたりくれなかったりするひとも、何より、一年に一回、年賀状でしか言葉を交わさない友も、そしてご主人が亡くなった遠い親戚のひとへは奥さんの名前だけ書くこと、小学生の頃から怖かった祖母の姉はもう亡くなったから出さなくていいんだ、祖母のいとこは70代でまさかのフルマラソンを何度も走って100カ国を目指して旅行していると書いてあるから今年は絶対に会って話そうとか思ったり、両親への年賀状、じいちゃんに長生きしてねの年賀状、職場でお世話になっているひとで年賀状を送り合うのはひとりだけだし、かつて職場で知り合ったひと4通、旅行先で出会ったひとに1通、高校時代の友人に2通、年に数回会うひとに2通。書き終えて、年賀状はオワコン(死語)だけど何さとか思ったりします。会ったことのないTP家の親戚ですら、もらったらうれしい年賀状、輪ゴムで止めて投函します。

 

今年は、おせちを作らない作戦。100グラム1,000円以上の牛肉を買って、すき焼きにします。TPは職場で、パワハラ上司がまた同僚にパワハラ発言をしていたので嫌だなと思って「そんな言い方は無い」と訴えると無視しやがったからキレたとか言って帰ってきましたが、話しを聞けば聞くほど、そのキレ方なら100点満点、よくやった!とか応援したりします。「ねえ、キレるってどんな感じ?自分を見失う感じじゃないっちゃろ?お芝居みたいな感じ?」と尋ねると、うん、芝居みたいな感じ、あえてキレる大芝居のようなとのこと。それならますます良かった、120点でしょう?ただ、職場のひとが無かったことにしようとする感じや、パワハラ上司があえて他のひとににこやかに話しかけて仲良さそうにしていたことに、少し傷ついた様子、私なら、どんなに嫌いなひとがいたって、その周りのひとたちと仲良しアピールは絶対にしないから、本当にそのパワハラ野郎は頭に来ます。TPからの又聞きだとしても。どうして底意地悪いひとは意地悪するんだろう、想像力ってものが無いんだろうか?とか。TPがんばれ。

 

すき焼きを食べながら、紅白を観て、大声で歌って、バカみたいな歌とか言いながらも大声で歌い続けて、TPよくキレたよ、120点よとか言いながら、やっぱり100グラム1,000円以上のお肉の、おいしいこと・・・感動します。そうこうしているうちに、2019年が過ぎて、2020年になります。

毎日言ってみたら

福岡の実家から年末の荷物がまた(3つ目・・・)届いて、有り難いことに大分のTPママからも荷物が届きます。ハムや焼豚・お餅など、お正月のセットです。はっ、もうすぐお正月だった!ようやく年賀状をパソコンで作ってみます。写真を選んでいると、こんなこともあったな、あんなこともあったなと、今年も楽しことばかりだったとか思ったりします。嫌なことはざるの目からこぼれ落ちて。これぞ年末。TPは、職場のパワハラ上司がまたも差別主義者ならではの言動で周囲に八つ当たりしまくり、もう喧嘩しても無駄とわかったとのこと。「尻子玉抜かれたみたいに。もう無駄。こんな職場で本当に情けない」TPが昼休みを削ってまでがんばっていることは知っているので、私も砂利を飲むような氣持ち。「毎日、毎日言ってみたら?本当に嫌なんですけど、傷つくんですけどって。毎日、毎日」と言ってはみたものの、無駄だわかっていることを努力するつもりも無い様子。TPから抜け出た尻子玉は今いずこ。私はと言えば、ついこたつで昼寝してしまったので、まだ一枚も年賀状を書いていません。こちらも抜け殻のよう。年末ですし。

焼肉三昧

TP年末最後の休日。逃げ恥の再放送を録画しながら、少し仕事を進めて、午後からTPと少し外を歩きます。「今日の昼さ、焼肉とかどう?思いっきり、お腹いっぱい食べたい」とのリクエストを受けて、牛肉を3,500円分買ってきて、思いっきり焼いて食べます。部屋中が煙でモクモク。暖かめの洋服を着込んで、窓を開けて。焼肉パーティーを進めて行くうちに、体温も上がってきてやがて上着を脱いで。

 

晩ごはんは、TPリクエストのナポリタンです。リクエストがあれば何でも応えますよ、私は!

 

宿題をこなしながら

土曜日。宿題が3つもあります。TPのカバンから出てきた私の保険証を、歯医者に見せに行くこと。デジカメを修理に出すこと(宅配業者が受け取りに来る)、図書館でTPの予約した本を受け取ること。宿題をこなしながら、その合間に6時間ほど仕事を進めます。年始の私が少しでも安心できるように。その間に、福岡からの荷物が昨夜、今日と続々と届きます。親が元氣でいるからこその宅配便。台所が埋まります。晩ごはんは、福岡の両親が送ってくれたじじやの干物。こういうときに有り難い。まだ年賀状は一枚も書いていません。

仕事納め

今年は、めいっぱい頑張りました。私だけじゃない、同じだけがんばってくれたチームのひとたちに、今年最後の会議で小さいご褒美としてちょっと良いチョコレートを贈ります。喜んでもらえて嬉しい。あれこれとトラブル対応をして、きっとまた明日も家で仕事するんだろうなと思いながら帰ります。納めたいけれど納まらないところは来年の私に任せて、今年の私は残業を終えてさっさと帰りましょう。

晩ごはんは、豚の角煮です。圧力鍋が壊れてから、豚の角煮をどうやって作ったら良いだろうと考え込んでいたけれど、湯こぼしして、お酢を多めに入れて煮込むと、トロットロになることがわかりました。しばらくはこのやり方で行こう。もちろん年賀状はまだ一枚も書いていません。

パソコンで仕事するひと

ようやく、ついにようやくギュウギュウおしごとをリリースできたので心の余裕があります。本屋で買った本を読みながら出勤。 

あたしたち、海へ

あたしたち、海へ

  • 作者:井上 荒野
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: 単行本
 

 ギリギリのところまで描く荒野ちゃんの凄みを感じて、やっぱり荒野ちゃんは裏切らない、ドドーっと感動して、帰りの電車で最後を読んで、涙ぐみました。電車の中だから泣かなかっただけで。これぞ小説。

 

今日は上の上の方のひとと久しぶりにスタバでミーティング。転職を考えていると言うので、転職を阻止する方向で話してみます。「絶対にどうしても転職したいとなったら、全員から反対されても転職するんじゃないですか?それなら、全力で応援します」と。ワンチーム。Oさんがいてくれるだけで、私は安心できているからこその、全力で。そして私は今の会社で、もう一段昇進?することになったとのこと、わーっと喜ぶとどうやら、社内制度の見直しで今の私のポジションのままでは残業代を払わなくてはならなくなったらしく、もう一段上のポジションになると残業代を払わなくても良いからみたい。でも、どちらにしても私は、今のしごとが面白くて、もしかすると生きがい的な?、まさかの自分の力を発揮できる場所みたいな?ゾーンに入っているから、有り難く昇進を受け止めます。チームリーダーから、係長になった、みたいな感じ。

 

夜、福岡の父から電話「この頃仕事忙しいって言いよったけど、最近はどうや?」。久しぶりに会話してみます。うん、何とか職場のシステム移行が終わって、あ、3階建ての団地を取り壊してタワーマンションに引っ越しするみたいなもん。などと話してみますタワマンを作るひとたちは開発部の頭のいいひとたち、私は何とか、家族ひとりひとりがちゃんと同じ部屋に転居できているかどうかを確認する係。1日2万件の大量データを何とか整理して。父は、俺にはわからんばってん、とか言いながら興味深そうに質問してくれるので、たまらない氣持ちになります。私が生まれてこの方、数十年をかけてようやくここまでの関係性になった。会社員として父も、朝4時から出社した頃もあったこと、自分の中で9割まで終わらせてから次の日に臨んでいたことなどを話しています。「とにかく、やらされとうわけやなくて、仕事が面白いけん良かった」と言うと「良かったな、縁やな、今までの仕事で一番長く続いとろう?」とか言ってくれます。私だって何年続いているか憶えてないのに。

 

私が今生で買った最初のMacは、もう大学も卒業して就活もせずに縁あって東京に来て、数年経った頃に「パソコン買いたいな」とか電話で言って、父が「そういうもんになら、お金出そう、無駄なもんやなくて、新しい機器とか、コンピューターとかなら、買ったがいい」とお金を送ってくれて買ったi-Macが、何となく今の仕事につながっていることもお礼を言ってみます。

当時からすると今、私は思いも寄らなかった職場にいるけれど、父にとっては、パソコン使う仕事について欲しいなと思って職場なのかも知れません。たかだか、パソコンを使う仕事ってだけで、普通の会社員なんだけれど、それでも。

ファミチキ

朝、歯医者の定期検診へ。今日の先生は、いつもの先生と違って愛想は良いけれど雑なタイプで、ただの検診なのにイテテとなりました。いつもの先生は暗いタイプだけれどとても丁寧な先生です。お支払いのときにあれ?保険証が無い。後日持って来ることにして3割負担でお支払いします。

思い返すと先日、TPと一緒に眼科検診に行った際、私は保険証を忘れていました。10割負担で一旦支払った後、保険証を持って7割戻してもらうことになっていましたが、TPが「門ちゃん、忘れそうで怖いな、俺が行って返金してもらって来ようか?」と有り難いお申し出に、保険証を預けて返金してもらったんだった。保険証はいずこへ?

 

少しだけ自宅で仕事をして、午後から美容院へ。今年から通い始めた美容院では、いつもカットをお願いしている美容師さんが、だんだんと、私好みの雑誌やら、マンガやらを用意してくれるようになりました。最初はDomaniとか、 CLUELとか、Penとかだったけれど、この頃は「お取り寄せ特集」とか「文房具特集」など。今日は何と!ドラえもんの0巻が!

「最初の頃は、四足歩行とか、ピカピカしてたりとか、ドラミちゃんにヒゲ生えたりしてんの」とのこと。毛染めの時間にじっくり読んでみると、本当にドラちゃんが四足歩行してる!本当にピカピカしてる(ドラちゃんがメタルのように光ってる)!ドラミ可愛い!時は1970年1月。子供向けの雑誌から小学1年生〜5年生まで、どの年齢にも同じ内容を(ドラえもんのび太の引き出しから出てきて、のび太が驚いて拒否するがドラえもんが活躍して認める)を、全ての年齢に合わせて物語や絵を変えて、一氣に発表していたようなのです。

その全ての年齢に向けて発表されたマンガを、一氣に読むことができるしあわせ。ニヤニヤが止まりません。

ドラえもん 0巻 (0巻) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん 0巻 (0巻) (てんとう虫コミックス)

 

 夜。仕事終わりのTPから電話。「門ちゃん、夜風が氣持ちいいよ?迎えに来る?来たらいいことあるよ」ホイホイ迎えに行ってみると、TPのカバンから出てきたものは、ファミチキ、そして絶対に返したと言われて行方不明だった私の保険証でした。ごっつぁんです。