唯一の功績

連休。朝、ハムを挟んだバゲッドサンドを食べて、TPとDVDを観ます。

ルート・アイリッシュ [DVD]

ルート・アイリッシュ [DVD]

  • 発売日: 2013/10/25
  • メディア: DVD
 

ケン・ローチ、怒りが怒りを呼ぶ映画、こちらまで怒り満点になったところでポンッと怒りから抜けて、さもありなん、と思います。

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前から行ってみたかった老舗の蕎麦屋へ、傘をさしたりささなかったりしながら歩いてランチへ。かけそば700円のメニューを見たTPが「高っ!」と大きい声を出すので、老舗やもん、そんなもんやろう、とたしなめます。高いだけあって、蕎麦はしっかりとした味でした。

 

マタドール ~炎のレクイエム~ [DVD]

マタドール ~炎のレクイエム~ [DVD]

  • 発売日: 1999/03/25
  • メディア: DVD
 

2本めのDVDは、アルモドバル。「ペインアンドグローリー」でも主演の、アントニオ・バンデラスの青年時代、その繊細さ!

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TPからもリクエストを受け、穴開け職人は穴を開けまくります。私は、穴を開けるのが得意なんじゃないか知ら?もっと穴を開けたい!穴開けたくてたまらない!

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そして、夜、お楽しみの岩波ホールに申し込んだトークイベント、ズームでの開催です。パソコンの前で、TPと40分前から楽しみに、もしも質問コーナーがあってこっちの部屋が映ったらどうしよう!何質問しよう!とか言いながら、部屋を掃除したり、メモ帳を準備したりして、準備万端で臨みます。

 

主催?の渡辺真起子さんが映るとTPが「これ、特殊なカメラ?」と言うので、いや、普通のウェブカメラと思うよと答えます。とてもキレイに映っているので驚いているようです。やがてキョンキョンやらタマちゃんやらが登場して、貴重な話しをいっぱい聞くことができました。最後の質問コーナーで、チャットで質問したところ、私は二番手。一番めの方の質問(いい質問だった)には回答があって、私の質問を「また質問来たよ」「マキ、読んじゃいなよ」と言われていたにもかかわらず、残念ながら会場からの質問があったようで、時間が終了、答えてもらえませんでした。惜しかったね〜と言いながら、余韻にひたります。

 

アニエス・ヴァルダという女性監督を通して、みんなが語る会。コロ助騒動の唯一の功績として、ウェビナーが広がったことは、とても良いことだと思いました。たった1,000円で。

 

それにしても残念、あとちょっとで質問に答えてもらえそうだったのに!

マスクの穴

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私はこの頃、マスクが暑いと思って、さらに何時間もつけていると息苦しいと思っていて、何か対策は無いかと考え続けていました。いっそのこと、メッシュのマスクを作ってやろうかとも思ったけれど、メッシュ生地だと肌当たりが悪そうで、考え続けていました。ふと、ウレタンマスクに穴を開けたら良いんじゃないか?と思い立ち、ネットで検索したところ「穴あけポンチ」という器具で、穴の大きさも色々と選べることがわかりました。近所の日曜大工洋品店ダッシュ。店にある穴あけポンチの中でも最小サイズ(1.5ミリの穴、420円)を買って帰って、金槌で目立たないように穴を開けてみます。いい感じじゃない?元々、誰かから「あ、あのひとマスクしていない!」と後ろ指差されないようにはめているだけのマスクなので、汗びっしょりになったり息苦しいよりは良いのです。うれしくて3枚全部に穴を開けてみます。少しはマシになるといいな。私なりの熱中症対策です。

武田百合子対談集 (単行本)

武田百合子対談集 (単行本)

 

神保町で買った本、やっぱり面白い。読み終わってまた「富士日記」を上巻から読み始めてしまうほどの面白さ。

ハイヒール [DVD]

ハイヒール [DVD]

  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: DVD
 

夜、DVDでアルモドバル映画を観ます。オシャレだ。そして濃い物語だ。

土用丑の日パート2

おつとめさきで、チーム分解に向けての引き継ぎ作業の日程を調整します。ふぅ、また忙しくなるのかな、この機会に、こっそりいくつか仕事を捨てちゃおう。こっちの自由にしてやろう!

 

チームのひとたちが、近所に美味しいパン屋さんがあると教えてくれたので、Hちゃんと買いに行きます。Hちゃんは産休明けで時短勤務を始めたので、私に時短勤務についての心構えを教えてほしいと言います。どうやら時短にすると職場に迷惑をかけているようで氣後れするとのこと。子育て中で、時短とはいえ週5勤務していてもそういうことを心配するんだな、私なんてただ平日休みがほしいという理由だけで週4、日が沈んで家に帰るのが辛いという理由だけで時短なので「氣遅れする必要は無いと思うよ、その分、時給換算でお給料は少ないし、会社にとっては短い時間で仕事さえしてくれれば、かえってお得と思うよ、そう思わないと私も氣遅れする」と笑います。時短の先輩として、先輩ヅラで堂々と答えます。

 

おつとめさきのひとたちが「今日は丑の日!」と言うので、手の甲に「う」とマジックペンで書いて帰ってスーパーへ。鹿児島県産の1枚1,980円のものと、中国産の980円のもので悩んで、中国産のものを3枚!買って帰ります。

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仕事から帰ってきたTPが「晩ごはん何?」と言うので「うーん、どうしよっかな、玉子丼か…うな丼」と答えます。キョトンとした後で目がパーッと輝き、絶句しているTP。先日、新宿に遊びに行ったときにランチでうな丼を食べたとき「これが丑の日やね」とか言っていたので「リベンジあると思わんやった!ヤッター、風呂入って来よう」と大喜びしている姿を見ると、3,000円も安いものだと思えてきます。どちらにしても今日はうな丼、しかも、二段重ねです。

電源ケーブルの届くところ

旅行するつもりで取っていた4連休。ゴロゴロと過ごすのも勿体ない、そう思っていたところTPが「提案がある」とのこと。神保町に行って、アニエス・ヴァルダの観ていない映画を見ようと言うので、サッとパジャマにしているTシャツを脱ぎ捨て、ブラトップをかぶって、寸詰まりのズボンを履いて(寸詰まりのズボンは「読書の日記」からもらった言葉)、カットソーを着て、ポケットに財布と煙草を突っ込んで、グラサンとマスクをつけて出発します。神保町のドトールで長パンに何やら挟んだものを食べて映画館へ。ギリギリで間に合いました。館内は、座れないように椅子を外している列や、座れる列もひとつ置き、ふたつ置きにプラテープで縛ってあって3分の1くらいしか座れなくなっています。

ダゲール街の人々 [DVD]

ダゲール街の人々 [DVD]

  • 発売日: 2020/07/31
  • メディア: DVD
 

岩波ホールに映画を観に来るの、何年ぶりだろう?アニエス・ヴァルダが暮らしていた街の、商店街の中の、さらに店の中に入って店員やお客のやり取りが紡がれて行く映画。うっとりと、夢見心地。どうしてこうも心地良いんだろう?と思ったら、解説で「子育てで忙しいときに、電源ケーブルが届く範囲で撮影された」とあったので、その身軽さが心地良いのかとわかります。

 

TPが「キョンキョントークショーがあるって」と言うのでポスターを見ると、キョンキョン渡辺真起子トークイベントがあるらしい。受付で「本物の小泉今日子さんがいらっしゃるんですか?」と尋ねると、ズームでの参加だそう。家からズームで参加することもできるそうなので、家に帰ったら予約しようと思いながら映画館を出ます。

 

神保町で、TPが涼しいマスクを探したいと言うので、スポーツ用品店をいくつも訪ね歩きます。結論として、実際に店員さんがしているスポーツ用のマスクでも、息をするたびに鼻の穴に吸い込まれて張り付いている姿や、エアコンの店内でも額に汗を浮かべている店員さんもいるので、どれが良いのか選べずに帰ってきます。

 

パソコンを開いて、キョンキョンたちのトークショーの申し込み、たった1,000円です。TPはきっとZOOMというものがどういうものかわかっていない様子。ひとりの参加費で自分もトークイベントが見られるのか、こちらの顔も全員に見られるのかと質問して来るので、大丈夫よ、そういうもんよ、こっちの顔は映さん仕組みと思うよ、とか答えます。

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晩ごはんは天ぷら。天ぷら屋氣分で、茄子とごぼう、しめじを大量に揚げて行きます。へい、いらっしゃい!

肉うどんあります

朝ごはんは、檜原村で買った豆腐ドーナツ。昨日までバスで山を上がったり下ったり上がったり下ったりしていたのに、本来ならまだ檜原村の予定だったのに、こうして家に戻っていて、ぐったりとテレビを観ているだけ。でも檜原村では映らなかった「MIU」の録画が観られるから、我が家も良いものです。まだ、ハル◯ミウラはどうして死んだのかな、とか考えてみたりしています。

 

ダラダラ、ゴロゴロと過ごしていて突然、焼き肉を食べたくなったので昼は、近所の肉のハナマサで買ってきた肉(牛、豚トロ、ラム)を盛大に焼いて食べます。

一人称単数 (文春e-book)

一人称単数 (文春e-book)

 

夕べ、乗り換えの駅で買った本を読みます。私はやっぱり村上春樹の短編が結構好きみたい。

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TPが「今度、あそこの肉うどん食べに行こうよ」と散歩途中で見つけた店のことを言ったので「肉うどん?作れるよ」と作って食べる肉うどん。何だって作れちゃうんだから、うっとり。TPからお金取ろうかしら?

包帯ぐるぐる巻きのお婆さん

夜中、寒くて目が覚めます。今年の天氣は一体どうなっているんでしょう?私自身は犬のようにぬくい女なので平氣だけれどTPは冷え性なので丸くなって眠っています。宿のひとが、檜原村でもこのあたりは、冬は雪に埋もれて山の影になっているので一日中日が射さないと教えてくれたっけ。

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11時に寝て夜中に少し起きて、二度寝したのですっきり。朝ごはんは何かな!TP調べでは、今日は2コースで迷っているらしい、山の中腹にある民宿をバスで下って温泉・イタリアンレストラン・バスで今日の宿に向かうコース、逆に最初に山を上がって「都民の森」を散策してからバスで下って滝・イタリアンレストラン・温泉・宿コース。雨も上がったので、上がって下るコースに決めます。

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宿からバスで20分くらい?深い森の入り口へ。入り口で係のおじさんが声をかけてくれます。短いコースなら、滝まで行って戻るのが良い、ベンチもあって見晴らしが良いよ、とのこと。

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ヒノキのチップで足元がべちょべちょになることも無く、何よりいい香り。

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15分も上ると、立派な滝があります。近くのベンチでひとやすみ。

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確かに絶景です。わずか1時間のプチ散策を終えてまたバス停へ。係のおじさんにも「雲海がきれいでした、ベンチに座って眺めた」と感想を伝えると「良かったでしょう?あのベンチいいよね」とのこと。ベンチ推しのようです。

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時間通りに出発したバスに乗って山を下って、

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払沢の滝へ。

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徒歩15分で滝壺へ。傘を差して、すっ転ばないように氣をつけてゆっくり歩きます。ドドドドドーッ、バババッ、ドーッ。他にお客もいないのでマイナスイオン浴びまくりです。

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予約したレストランへ。普段なら限定20食の1,100円のランチに行列ができたりするようですが、今は完全予約制でコーヒー・デザート込みの1,700円らしい、私たちが入店すると10人くらいの家族連れが出て行くところでした。

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地元のトマトを使ったというブルスケッタが前菜。

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パスタは二種類、まずは茄子とアンチョビのトマトソースパスタ、おいしい!

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続けてチーズと地元のジャガイモのパスタ。うまっ!(少し塩っぱめ)。店内には私たち以外にもうひと組のカップルが。彼らは撮影お断りだそうです(社内恋愛かな?)。お店の方に「何の撮影ですか?ニュースですか?」密かに、コロナ禍で都内を旅行するひとたちとしてインタビューされたらどうしようとか心配していたのです。実際は、旅番組(と店主は言ったが散歩番組だと思う)の追加撮影とのこと、私とTPはただの店内の景色だそう。やがて撮影の方がひとりで来て、野菜やら店内の様子やらを撮影しています。レストランをひとりで切り盛りしているシェフは、撮影の角度を氣にしたり、野菜の写り具合に氣を配ったり、飛び込みのお客を断ったり調理したり、予約の電話を受け付けたり持ち帰りしたいという電話を断っておいて断りきれずにタッパーを持ってくるよう伝えていたりデザートを出したりコーヒーを用意したりと八面ろっぴの大活躍です。なんと言っても、パスタ2種類はうれしい。

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デザート、私はチーズとドライフルーツのアイス。贅沢な味!

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TPはティラミス。どちらも自家製のようです。しっかりとした味!

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時刻通りに来たバスに乗って、さらに山を降りて、温泉施設でサッと汗を流してまたバスに乗って今日の宿まで。

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昨日の朝、宿に電話したTPいわく「びっくりした、タメ口やったし名前も聞かれんやった」とのこと。コロナだから食事も晩ごはんも無し、素泊まりひとり3,500円。それが、開けっ放しの宿の玄関を開けても、周りを見渡してもひとっこひとりいません。電氣も点いていません。30分ほど待って、いっそのこと勝手に上がって泊まろうか、でも何だかかび臭いし、どうせ名前も聞かれなかったくらいだから、別のところを探そうか、などと話します。

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勝手に入るにしても、どの布団を使って良いのかもわからないので「よし、駅まで戻ろう」と決断してバス停へ。バスは50分後。私は夜のために買っていたビールを開けて、飲み始めます。「やっぱり氣になるけん、駅から電話しよう」と言うTP。

 

バスを待っていると一台の車が目の前を通ったと思ったら急停止して、女性が飛び降りてきます。助手席には包帯を頭にぐるぐる巻きにしたお婆さん。「もしかして今晩、お泊りの方ですか?」どうやら宿主のお婆さんがエスカレーターから落ちて頭を縫う大怪我をしたそう、お孫さんかお嫁さんかはわかりませんが女性は涙ぐむほど恐縮されて、本当に申し訳ありません、おばあちゃんが今日お客さんがあるって言ってたので、とのこと。素泊まりだけならご案内できるけれどとのことですが、何だか大変そうなのでTPと「大丈夫ですよ、今日は帰ります」「お大事に」「見つけていただいて良かったです」などと言って、時間通りに来たバスに乗り込みます。それにしても可愛らしいお婆ちゃんだったな、丸顔に包帯を真知子巻きさながらのぐるぐる巻きにされて、ニコッとしていました。そして、運が良かったな、あのまま会えずに帰っても何となく心残りだったろうし。

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これから宿を探すのも大変なので、電車に乗って帰ります。「そうだ!行きがけに凪のお暇のくじらロードが見えた」とTPに言っていたところ、降りようと言うので降りてみます。

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「慎二が号泣しとったところ」「ゴンさんが鍵を集めてきて」などと言いながら、ぐるりと商店街を一周して、また電車に乗ります。電車の中で、広告の流れる動画ニュースを見ながら「そう言えば前の旅行帰りのときは、沢尻エ◯カが麻薬で捕まったって流れて驚いたね」と言った瞬間、まさかの俳優が首吊り自殺と流れてきて、驚いて言葉が出ません。

 

いつもの古いアパートに戻ってきて、晩ごはんは、今日の夜に宿で食べる予定だった土産物屋で買った巻き寿司です。

 

何やったんやろうね、この旅行、でも帰ってきたらホッとするね。夜「今頃、あの何も無い誰もいない宿で、かび臭い布団におると思ったら…」「やっぱり我が家の布団が一番やね」などと笑って。旅行もいいけど我が家もいい。TP「あの、YOUは何しにの’’ハルマ◯ウラ”の子たちが心配」。本当に。あのキレイで長い首にロープをかけるだなんて、よほどのことだな、とか思いました。

都内唯一の村へ

TPは朝、昨日検索した民宿に電話をかけています。どうやらネット予約はやっていない様子、一泊めと二泊めは宿を変えるらしい。どんなところに泊まるのか楽しみです。

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電車に乗って、

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バスに乗って、

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檜原村というところに到着します。2時間以上はかかったでしょう。役場前のメインストリートを写真に撮ります。ポストは、檜原村ゆるキャラ、じゃがいも君に変身させています。

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またバスに乗って40分、山道をぐんぐん上がってようやく、今日の宿に。

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ザーッと裏の川の音が響き続ける部屋。

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私は缶ビールなど飲んで一服、TPは近所を散策に。

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すぐ近くに滝があるそうです。コロナ対策で、通常は男女で分けているというお風呂を、家族風呂にしたらしい、汗を流して持参のパジャマ(薄手のジャージ)に着替えてから晩ごはん。

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どの山菜も手作りなことがわかります。味付けが違っていて、酸っぱいのやら甘いのやらお醤油味やら、そのどれも美味しくて驚きます。宿のひとに民宿の名前の由来を尋ねると、とても丁寧に教えてくれます。今日の宿泊客は、私たちともうひと組だけ。もうひと組は付き合いたてのカップルのよう。男のひとだけが感じよく挨拶してくれます。

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驚いたのは、母屋は300年前の茅葺き屋根の建物だそう。300年の時間を思いながら、立派な梁や神棚を眺めます。

 

コロナ対策で、布団を敷くのは自分たちでとのこと、布団のひとつがおねしょ臭くてヒッーとなりますが、臭くないのを選んで敷きます。こういう場合、宿のひとに言った方が良いんだろうけれど、朝からの移動でくたびれて、外は雨だし、静かだし、その中に響く川の音と虫の声、何となく言うのが面倒で、そのまま布団に入って本など読みます。TPは一所懸命、明日の予定を立てています。とにかくバスが1時間に1本あるか無いかなので、移動が肝。バスには山登りをするお客さんもちらほら乗っていたな、いつか山歩きとやらをしてみたい、そう思いながら、大雨で電波が届かず映らなくなったテレビのチャンネルを変えてみたりしています。

 

ふと、檜原村で評判の良いイタリアンレストランがあるらしいとTPが言うので、持参していたノートPCで検索してみます(Wifiつながっている)。フェイスブックで予約できるか尋ねてみると、シェフからすぐに返信、「テレビ撮影が入るので、映ってしまっても構いませんか?」嫌なら断れるらしい。少し悩んで、背景でチョロっと映るだけなら、まいっかと予約をしてみます。これで明日のお昼は決まった。わくわく、ぐうぐう。

年下男子たち

TPが明日から4連休なので、私も4連休もらいます。もう3ヶ月も前から申請していた休暇。ボスとの直接対決後、蓋を開けてみれば、しれーっと少しだけ意見が通っていてニヤリとします。上の方のどなたかはわからないけれど、意図を汲んでくれたのか。今日はもうひとつのお楽しみ、このブログを始めるキッカケとなった前職からの同僚D君と、元上長のOさんと3人でランチへ行きます。f:id:monna8888:20200722053632j:plain

どういうご縁なのか、職場が激近になったのです。何を話しても笑えるのがすごいと思います。ランチはD君に、その後のお茶はOさんにごちそうになります。私はうれしい、年下男子たちにおごってもらって。早くD君もOさんも年を取らないかな。それにしてもあらためて、笑えるのってすごい。一緒に働いた時間が作ってくれた共通の笑いのツボ。

 

職場に戻ると、先日心配してくれて話しを聞いてくれた別の部署の部長(こちらも年下男子)が、女性社員全員に「ハーゲンダッツのアイス」を差し入れてくれていました。チャットで「ありがとうございました!!疲れが吹っ飛びました」とお礼を伝えると、少しでも癒やされてもらえれば、というような返信。ありがたいことです。

 

先日のボスとの直接対決について、何を言っても、逆に歩み寄ろうとしても、暖簾に腕押しだったので先方は痛くも痒くもないとしても、こちらはとても傷ついたし、恥ずかしくてたまらない氣持ちでいたところ、Oさんが「途中、全員が立ち上がって、もう話しが終わるかなーと思って見てたらそこから立ったまま20分ぐらい話していて、それを見て安心した」あんなこと無いですよ、ボスがあんなに長く話しをするなんてと言ってくれたので心底「救われた」、そう思います。今思えばガラス張りの部屋だから外から丸見えだったのか、恥ずっ。心配して様子を伺ってくれていたことだけでも心強いし、最悪の思い出も誰かの言葉で救われることがあります。

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晩ごはんはチヂミ。TPは明日からの旅行先を絶対に都内にしようと言って検索しまくっています。私は「相模湖は?それくらいならいいっちゃない?」と言いますが却下。「それなら、檜原村は?こないだ、テレビで、何とかの楽園?みたいなので紹介されとった」どうやらそちらは採用された様子です。